風景のかすかなところまで丁寧に描写し、それを巧いカット構成で
立体的に浮かび上がらせている。
また山岡の口の描き方も非常に巧く、ほんのちょっと、わかるか
わからないかだけ口尻を上げ下げするところに細かい配慮が見られる。
(口尻に全てを語らせている)
なんといっても、山岡の見えなかった過去が徐々に明らかになっくるものの
その過去を描写しないことによって山岡のミステリアスさを醸している
ところがうまい。
が、つい最近、雑誌掲載(おそらく90巻代に収録)をみていると、
人物紹介に顔のアップを一人一人さいていてコマが味気なく、
山岡は終始ニタニタしっぱなし、展開しないストーリー、
パンフレットかレシピを見ているようなカットの使い方……、
ゾッとしました。
全巻揃えるほどの名作ではない。