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美丘
 
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美丘 (単行本)

by 石田 衣良 (著)
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Product Description

内容(「BOOK」データベースより)

美丘、きみは覚えているだろうか。ぼくときみがいっしょに暮らしはじめた八月。あの夏の光と夜のやさしさを―。残された命を見つめ、限りある生を全力が走り抜けた美丘。彼女が生きたことの証として最期を見届ける太一。奇跡のラストシーンに向かって魂を燃焼しつくした恋人たちを描く、号泣の物語。

内容(「MARC」データベースより)

残された命を見つめ、限りある生を全力で走り抜けた美丘。彼女が生きたことの証として最期を見届ける太一。奇跡のラストシーンに向かって魂を燃焼しつくした恋人たちを描く、号泣の物語。『野性時代』連載を単行本化。

Product Details

  • 単行本: 291 pages
  • Publisher: 角川書店 (2006/11/1)
  • ISBN-10: 404873718X
  • ISBN-13: 978-4048737180
  • Release Date: 2006/11/1
  • Product Dimensions: 7.5 x 5.2 x 1.1 inches
  • Average Customer Review: 3.7 out of 5 stars  See all reviews (33 customer reviews)
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By 桑の実からできた泡 (東京都日野市) - See all my reviews
大学2年生の太一は嵐のような女の子、美丘に出会う。
奔放で自由で自分の本能を決して抑えようとしない美丘に太一は恋をし、
2人は結ばれる。しかし美丘は脳に不治の病を抱えており、
美丘の激しい性格は命の残りを燃焼し尽す為のものであることを知った太一は慟哭する。

「セカチュー」石田版といったところでしょうか。
病気で女の子が死んで、残った男の子が過去を回想するという、
現代には飽和状態になっている設定をあえて選んだ作者の度胸に脱帽です。

石田氏らしく、ただの綺麗な純愛物語ではなくて、セックスもする
修羅場もある若い男女の恋を忠実に描いた作品になっています。
ラスト近くでは脳障害が進行しボロボロになっていく美丘や
涙をこらえながら美丘の世話をする太一に人を愛することがどんなに
大きな行為か、またどんなに犠牲が必要かを教えられました。
泣けるラブストーリーが好きという人はきっと楽しめると思います。

残念なのは、やはり設定の壁を打破し切れていない点です。
ひねくれた読み方をすれば「ありきたりのお涙頂戴を狙った作品」
とも見えてしまいます。また、ラスト1ページが他の同系統の作品にない
石田氏らしいクライマックスになっているのですが、そのシーンも
描きいれていないような中途半端感があることも否めません。

世に残る名作とはいきませんが、寒い夜にちょっと手に取って
しんみりするには丁度良い本だと思います。
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6 of 6 people found the following review helpful:
5.0 out of 5 stars 極地, 2007/10/31
By ぴゆまま - See all my reviews
(TOP 1000 REVIEWER)   
《誰かを愛することは、その人の命の責任をとることだ。》
本作に登場する一文。
この言葉の意味がよくわかる。本当に誰かを愛した時は、その相手になら自分の命を差し出せると感じると同時に、相手を殺せるのも自分以外にはいないと感じるものだ。これは単なる“殺し合い”の世界ではなく、その相手の命に対する情熱である。死というものは生きていて初めてできる行為であって、その生を終わらせることすらも、自分以外の者が行うのは許せない…そういった感情。極地(←「極致」ではない)、というか。人間、いつかは必ず死ぬとわかっているのなら、最高に好きな人の手で死にたいではないか。「そうは思わない」とか、あるいは、愛の前でさえも犯罪に関することを論じるような、ナンセンスで可哀相な人には用はない。この小説を読まないほうがいいだろう。
犯罪に関することをよくテーマとして扱う石田氏が、こういった展開(とりわけ心理的な部分)のものを書いたのは意外だったが、やはり、愛というものに関しては本能的な結論を持っていたのが嬉しかった。
読み終えた時、名画『ベティ・ブルー インテグラル』を思い出した。
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4.0 out of 5 stars 真摯な恋の終わらせ方に賛否が分かれそう。, 2006/11/17
By ハンカチ王女 (東京都) - See all my reviews
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太一が恋したのは、グループで一番の美人ではなくて、破天荒で奔放な峰岸美丘(みおか)。
1度目に彼女を見かけたのは学校の屋上で、飛び降りるのか?とドキっとさせておいて、
空に近づきたかったと言った彼女。次に会ったのは、学校のカフェテリアで
「〇〇ちゃんの彼氏を寝取って」と女の子たちに罵倒されていた彼女。
それをきっかけに、太一たちのグループに入ってきた美丘。
口が悪くて下ネタをぽんぽんいいまくり、だけどお年寄りに妙に優しかったり。
太一には文句のつけようもない美人の恋人ができたのに、それでも美丘と
嵐に巻き込まれるように、突然、恋に気づいてしまった。
恋人として、美丘の秘密を打ち明けられた太一は…


と、くどい紹介文を書いてしまいましたが、この小説を簡単にまとめちゃうと、
75%は「世界の中心で、愛をさけぶ」
20%は「東京ラブストーリー」←ヒロインの奔放ぶりが
5%は「高瀬舟」
という感じでしょうか。男の子の思いつめぶりは、「天使の卵」ともいい勝負。

美丘、と、未来の太一が、彼女に呼びかけるスタイルで物語が進んでいきます。
雑誌(「野性時代」角川書店)掲載時は「ベタな恋愛モノで甘ったるい文体が
コテコテでいいわね」と思ってましたが、単行本1冊で読むと若干胸やけしそうに
なりました(笑)。雑誌で連載の1本として読んでいたときは楽しみにしてましたが
1冊まとめて読むと、美丘の粗野だけど一途なところとか、石田さんが
萌えつつ書いたんだろうなーというのがちょっと見えすぎちゃったような。
実は石田衣良は、短編小説のほうが好きかもしれません。でも、恋愛小説として
1冊一気に読むと、まじめに人を愛しぬくって大変だけど、いいことなんだよね、と
普通に感動できます。
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Published on 2007/10/13 by ぱんだいぬ

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