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美の20世紀〈2〉シャガール (美の20世紀 2)
 
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美の20世紀〈2〉シャガール (美の20世紀 2) [大型本]

シルヴィー フォレスティエ , Sylvie Forestier , 山梨 俊夫 , 籾山 昌夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

20世紀に活躍し、美の新領域を開拓したアーティストたちを精選して、その足跡を辿る傑作集。第2巻では、愛と自由を謳う幻想詩人、マルク・シャガールの魅力の源泉に迫る。巻末に詳細な年譜付き。

登録情報

  • 大型本: 80ページ
  • 出版社: 二玄社 (2006/10)
  • ISBN-10: 454421002X
  • ISBN-13: 978-4544210026
  • 発売日: 2006/10
  • 商品の寸法: 24.4 x 23.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 530,427位 (本のベストセラーを見る)
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:大型本
シャガールといえば、人が浮かんでいたり、山羊や花束やエッフェル塔が描かれていたりとモティーフがすぐに浮かぶほど特徴のある絵を沢山描いています。日本人に愛されている画家の一人ですね。

マルク・シャガール(1887-1985年)は、ロシア帝国末期に、ユダヤ人居住区に生まれて、白ロシアの風土と東方ユダヤ文化を吸収して育ちました。23歳の時パリに出て、少年時代から芽生えていた画才が開花する機会に恵まれました。

そして最愛の妻ベラと結婚します。ベラについては「1915年の私の誕生日に、ベラが花束を持ってやってきた。私は貧しく、私のそばに花などはなかった。私にとって花は人生の至福を意味するものだ」と述べています。彼の絵にはしばしば、ベラやシャガール、そして花束が描かれています。その新婚時代の幸せな思い出をずっと絵に描き続けたのも理解できます。

1930年代後半、ユダヤ人であるシャガールの作品は、ナチスによって、「退廃的である」というレッテルが貼られ、ドイツでは多くの作品が廃棄され、第2次世界大戦のさなか、54歳の時、ナチスの迫害から家族の身を守るため、アメリカへの亡命を余儀なくされます。そしてその直後最愛の妻・ベラが亡くなったのです。時代に翻弄されたことはお気の毒でしたね。

画集を観ること自体が好きなのですが、画家の人生と描かれた絵との関係もまた興味があり、このような画家の背景もまた作品を理解する助けになりますね。巻末に詳細な年譜が付いています。
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形式:大型本
2006年発刊の、和書としては最新の(2011年現在)シャガール画集でしょうか。
美の20世紀というシリーズは、20世紀の巨匠を手頃な価格で楽しめる入門書という位置付けのようです。

マルク・シャガールの画集・図録は和洋あわせてかなりの数が存在しており
どれを買うべきか悩む事が多々ありますが、
本書は多くの方のキッカケとなる(なった)であろう油彩画の有名どころを集めています。
逆を言えば、高知県立美術館・宇都宮美術館などで版画を、青森県立美術館などで舞台装飾を気に入った方は
その広範な芸術を楽しむ事ができないのでやや不満が残るかもしれません。

全80ページに掲載図版は62点で、比較的大きめなサイズで載っているのは嬉しいところ。
また、図版の載っているページには余計な文章が無いのも好感触です。
だいたい作製年順に並んでおりシャガール芸術(の油彩)を追っていける構成となっています。
印刷も良好と思われます。

「シャガール芸術の源を求めて」という読み応えのある研究・解説文があるのも良いのですが、
数点の図版掲載ごとに文章のページが表出する、という作りは私は苦手であり(一瞬集中力が切れてしまうので)
展覧会図録のように最初に文章、図版は図版のみで纏めて、となっていた方が良かったです。
そこは好みですので、気にならない方は気にならないのでしょうね。

先に述べたようにコンセプトがある程度はっきりしている画集ですので、
それに合致する人には満足が、そうでない人には物足りないと感じるものだと思いますが、
数多あるシャガール本の中で確固とした立ち位置を持った本書は評価できます。

掲載作品に偏りがあるものの、
定価¥1,600+税という手軽さや手に持ち易い(でも小さ過ぎない)サイズ等も考慮して星4つとしました。
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