あとがきにローズ・ハンターシリーズの原型ともいえるとありましたが、たしかにキャラや物語の重厚な雰囲気が似ています。
ヒーローは陰のあるニヒルな性格で、父親に命じられてヒロインを迎えに行き、彼女の純真な姿を見て恋におちます。
そこに、何者かによるヒロイン殺害の動きや、極悪人の父親、無実の罪で投獄されているヒーローの弟のエピソードなどが重なっていました。
全体的にシリアスな感じで、主人公の感情を掘り下げ、じっくり深く読ませてくれます。
ロマンスだけでなく、スコットランドの魂も感じさせるような叙述がうまいです。
途中読むのがしんどい部分があり、ノリが良くサクサク読めるような内容ではありませんが、
じっくりじわじわ読み進めるうちに感動していました。
特にヒーローのヒロインを思う愛は、すごく深くて切なかったです。
物語はまだ続き、弟の行方や極悪人の父親が次作でどうなるのか楽しみです。