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美しき嘘 (新潮文庫 に 1-3)
  

美しき嘘 (新潮文庫 に 1-3) [文庫]

丹羽 文雄
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登録情報

  • 文庫: 714ページ
  • 出版社: 新潮社 (1966/07)
  • ISBN-10: 4101017034
  • ISBN-13: 978-4101017037
  • 発売日: 1966/07
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 937,524位 (本のベストセラーを見る)
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 神様と呼ばれるくらい善人な町医者の晴久と元素封家の三女で奔放な妻・徳子。晴久の弟で子供と大人の境にいる要(早くに親を亡くしている)。性的に治まらない徳子が遂に要を篭絡し、やがて子供が出来、苦悩する要が嫂を避けるうちに苛々が嵩じた徳子が自動車事故で死亡し……といったお話。昔の文庫(昭和三十三年だわ!)で七百頁強。
 サイドストーリィだが、徳子の姉(次女・桑子、未亡人)が嫁ぎ先の義父が事故で亡くなったことを契機に二人の子供とともに晴久の医院に厄介なることを決めるのだが、その去り際のシーンが素晴らしかった。美貌の未亡人・桑子を我が物にせんと毎夜桑子の家に集まっていた同じ町の十人ほどの種々の職を持つ男たちが桑子に一様に振られたその想いを列車のホームでそれぞれ告白するのである。端から見るとかなり馬鹿馬鹿しいシーンだが、これぞ丹羽文雄の本領といった清々しさがあって萌えた。
 丹羽文雄は津村節子と同じで読んでいて兎に角面白いが津村節子と違って創作のアイデアに繋げるにはさすがに旧過ぎる(それでも短篇の方には結構刺激された)。
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