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美しい老年のために (文春文庫)
 
 

美しい老年のために (文春文庫) [文庫]

中野 孝次
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

いのち華やぐ老いの日を生きる
人生の実りの季節を幸福にするには<美意識>がいる。老年という天の恵みを自分らしく生きる智恵を明かした快著、待望の文庫化!

内容(「BOOK」データベースより)

人生の晩年になってやっと与えられる恩寵(おんちょう)、老年。その天の恵みを自分らしく生きるには“美意識”が要る。「すぱっと完全に退く」「義理やしきたりにしばられない」「余計なものは捨てる」―潔く、筋を通し、かくて華やぐ老いの日々、そして“今ココニ”在ることのよろこび。「美しい老年」を実現するための秘訣、5章32篇。

登録情報

  • 文庫: 253ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2003/01)
  • ISBN-10: 4167523108
  • ISBN-13: 978-4167523107
  • 発売日: 2003/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:文庫
「清貧」で有名になった中野さんのエッセイ集。

中野さんの場合は「清貧に甘んずる・」とか否定的な意味合いは無く、「富んで慳貪である者を軽蔑し、貧しくとも清く美しく生きる者を愛する気風は、つい先ごろまでわれわれの国において一般的でした。」ということで、積極的に清貧に生きる話をしている・・。慳貪(けんどん)とは、最近欧米で非難されているの「グリード(貪欲・強欲)」あたりと同意義ですね。その「正反対」が「清貧」。「清」はいいけど「貧」はどうも・・という向きも多いだろうが、重点を「清」に置くと、「貧」は問題にならないという事ですね・・・。

大きな活字で、60台以上がターゲットかな?と思える。なかで印象深いメッセージを下記に抽出;(→以下は私の感想。)

1)70歳を過ぎると長時間のフライトが耐えがたくなる。欧米に行くのが難しくなる。近い海外は大丈夫。→60台のうちに遠い海外で行きたいところは多少無理しても行っておこう。(近場の海外とは、韓国、台湾。もちろん国内旅行もOK。)

2)ほんとうの趣味をもつといい。「ほんとうの趣味とは、それをせずには生の充実感がえられないもの。」・・碁・将棋なんでもいい。それが真の好きになれば、どんなことだって輝きだし、人生を満たしてくれる。で、アランが引用されている。「趣味を養うにはたった一つの手段しかない。即ちどんな粗雑なものであろうと、自己の趣味に勇敢に従うこと、そして自ら感じることを正確に自己に告白すること。あらゆる教養はだから虚栄心と対立するはずだ。」・・つまり「文化に関する事柄については、自分の感じるところを正確に信じる以外に判断の方法はない。→ 「感性に忠実に」かな?

3)年をとらないと面白さがわからない、そういう古典はある。→ やっと古典が読んでわかる下地ができてきたかな?

1)については、「船旅なら船医も居るし、体に楽だから70台でも大丈夫」という説があるのを見つけた。「なるほど!」。しかし、船で世界一周などすると結構高いよね・・。
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