昨年は美空ひばりさんへのオマージュアルバムのみの発売で、
ここ数年続いていた9月にオリジナルアルバム発売が途絶えていましたが
久方ぶりに今度は夏前に発売となりましたね。
私は芸能・エンターテイメントというものは「究極のワンパターン」を
作りえた人こそ凄いと思うたちなのですが、ここ数年のさださんは
完全にその域に入ったと思います。
永年のさだファンの方であれば1曲目の最初のメロディを聞いた瞬間、
「あ、これは『いつも君の味方』の雰囲気の曲だな」と思ったはずです。
そしてニンマリしたはず。
『一期一会』の曲調で『君を忘れない』を思い出した方もいるのでは。
かつてさださんは大好きなポール・サイモンの
「たかが音楽、いつだってやめられる」という言葉の真意が知りたくてNYまで
サイモンに会いに行ったそうですが、おそらく今さださんは
自分の音楽のあり方に答えを見つけたのでしょうね。
これまた彼が大好きな加山雄三さんが究極のワンパターンの王道であるように
さだまさしとしての王道を貫き通すのでしょう。
拓郎・かまやつの『我が良き友よ』を意識したと思われる4曲目は
昭和世代の意地を見せ付けられた感じで痛快です。
全編通してさだ世界が貫かれていて、相変わらずの素晴らしいアルバムです。
残念なのは490円の歌詞、「実籾でなにをする」は残して欲しかった。
実籾駅周辺在住の私としては、あの歌詞は秀逸だったのに。
(ほんとになにもないので。なので★4つ。)
さださんらしく失礼かと思い気を遣ったのですかね(笑)。