シンプルで、奇を衒わず、主張しすぎず、もちろん、丈夫で長持ち。寡黙な職人の生き写しのような道具たちがぎっしりと詰まった一冊。写真も美しく、「道具好き」にはたまらない。使っているだけで心が満たされる、そんな日用品を使い続けることの贅沢には、流行を追いかけるだけでは得られない満足感がある。今はまだ手が届かないものも、いつかは…と思いつつ、ページをめくっている。
取り上げられている道具の中には、最近になってテレビの情報番組で取り上げられたもの(浄法寺塗=NHK、蚊帳生地のふきん=MBS、等)も何点かある。