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罪火
 
 

罪火 [単行本]

大門 剛明
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

過失で人を殺めてしまった若宮忍は、誰かを巻き添えにして死のうと思っていた。彼はついに恩師の,娘を毒牙にかけ…。社会派推理の新星が紡ぐ心揺さぶ叙述ミステリの傑作!

内容(「BOOK」データベースより)

伊勢神宮奉納全国花火大会の夜に殺人事件は起こった。被害者は中学2年生の町村花歩。犯人は元派遣社員・若宮忍。花歩の母親、町村理絵はかつて若宮の恩師であり、一人暮らしの彼を家族ぐるみで気遣っていた。なのになぜ、若宮は凶行に及んだのか―。やがて事件は意外な展開をみせ、若宮と理絵に予期せぬ結末が訪れる…。人は罪を本当に許すことができるだろうか。自ら犯した罪を心から悔い改めることはできるのか。横溝正史ミステリ大賞+テレビ東京賞W受賞で話題を呼んだ『雪冤』を凌ぐ、衝撃の問題作。

登録情報

  • 単行本: 259ページ
  • 出版社: 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009/12/22)
  • ISBN-10: 4048740199
  • ISBN-13: 978-4048740197
  • 発売日: 2009/12/22
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 197,807位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
読み終わった素直な感想を言うと、とても面白かった。
この物語はコロンボや古畑のように最初から犯人が分かっているので
犯人探しの面白みはないが、それでもグイグイ読ませる力がある。
序章から物語に引き込まれ、最後まで一気に読んだ。

娘を殺された女校長が探偵役となり、教え子であった犯人を追いつめていく。
だがそんな心理戦だけでなく互いの心の動きの描写が素晴らしい。
町村理絵校長は人格者。一方35才の派遣労働者若宮忍はかつて少年院に
入れられていたほどの悪。人生に絶望し、殺伐とした感情で生きている。
町村校長は疑いながらも若宮は更生したと信じたい思いから迷い、
逆に若宮はなんて事ないと思っていた殺人の罪、良心の呵責に苦悩する。

こういう人物作りの面白さもあるが、無論ミステリーとしての面白みもある。
犯人が分かりながらも決して一筋縄では終わらない。終盤の仕掛けは圧巻。
それこそ一字に至るまで非常に緻密につくりこまれている。
本当によく考えられていて、もう一度読み返したくなる作品だ。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By コーキ トップ1000レビュアー
形式:単行本
殺人事件の犯人である若宮忍と、若宮に殺害された娘の母親で小学校の校長を勤める町村理絵。この二人の視点が交互に切り替わりながら物語が展開されていく。
本書では殺人事件の犯人は最初から分かっているのだが、殺害に至った過程や、殺害したあとの罪の意識に苦しむ加害者の様子、我が子を殺害された被害者の苦悩や、自分の教え子を信じたい気持ちなど、事件の関係者の心理がリアルに描かれていた。
また、町村は修復的司法という犯罪の被害者と加害者が対話をすることにより、加害者の謝罪の気持ちを被害者に伝え、被害者の痛みを和らげる活動の仲介役をしていた。彼女が実際に娘を殺害された状況で修復的司法に関する考え方がどう変わるのか、修復的司法の有効性についてもきちんと著者の意見があり、読み応えがあった。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
伊勢神宮の奉納花火大会の「仕掛け花火」のような、素晴らしいトリックミステリー
だと思います。恩師の教え子である「犯人」の人生模様との心理状態が大変面白い。

現代の世相を「斜め見」してハラハラするストーリーに、引き込まれます
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
衝撃のラスト
一言でいえば非常に緻密で作りこまれています。

とにかく最後の推理は圧巻です。今までの流れを、その推理に基づく視点から読み返すと... 続きを読む
投稿日: 4日前 投稿者: ☆リン
あっさりとした読み応え
テンポは良く、だらだらとた回想シーンや理屈っぽさがないのでサラッと読めてしまいました。... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: qdxx431
社会派ミステリー期待の新星あらわる
著者の3作目である「確信犯」がそれなりに楽しめたので、2作目に戻ってみました。

確信犯... 続きを読む
投稿日: 16か月前 投稿者: kaz
横溝正史ミステリ大賞受賞第一作。加害者の立場から殺人犯罪を描く
■若宮忍は三重県伊勢市に住む35歳の派遣労働者。彼は少年院出身者だ。中学のときシンナー遊びの果てに普通の少年を殴り殺したのだ。唯一の身よりの母親は寝たきりで自宅療... 続きを読む
投稿日: 2010/3/4 投稿者: 小西昌幸
おもしろかった。
ふだんあまりミステリーを読みませんが、とあるきっかけをいただいて、雪冤と罪火を読ませていただきました。... 続きを読む
投稿日: 2010/2/12 投稿者: suzuki
優れた倒叙ミステリー
『雪冤』は荒削りだが力強い意欲作で私は高く評価していた。
今作品はそれとくらべ、スケールでは劣るものの... 続きを読む
投稿日: 2010/1/5 投稿者: メイダイ
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