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罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫)
 
 

罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫) [文庫]

フョードル・ミハイロヴィチ ドストエフスキー , 亀山 郁夫
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

殺人を犯した者の詳細な運命がつづられる最終巻。ラスコーリニコフをはじめ、母、妹、友人、そして娼婦ソーニャなど、あらゆる「主人公たち」が渦巻きながら生き生きと歩き、涙し、愛を語る。ペテルブルグの暑い夏の狂気は、ここに終わりを告げる…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ドストエフスキー,フョードル・ミハイロヴィチ
1821‐1881。ロシア帝政末期の作家。60年の生涯のうちに、『貧しき人々』『死の家の記録』『虐げられた人々』『地下室の手記』『罪と罰』『賭博者』『白痴』『悪霊』『永遠の夫』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』といった巨大な作品群を残した

亀山 郁夫
1949年生まれ。東京外国語大学長。ドストエフスキー関連の研究のほか、ソ連・スターリン体制下の政治と芸術の関係をめぐる多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 536ページ
  • 出版社: 光文社 (2009/7/9)
  • ISBN-10: 4334751849
  • ISBN-13: 978-4334751845
  • 発売日: 2009/7/9
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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5つ星のうち 5.0 罪と罰 高校時代、読破に挫折、三十余年後に成就, 2009/8/18
レビュー対象商品: 罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫) (文庫)
高校時代、有名どころの名作をかったっぱしから読んでやろうと意気込んでいた。赤と黒、戦争と平和、風と共に去りぬ。読めた読めた。だが、罪と罰。重たかった、あまりに重たかった。耐えられず金貸し老女を殺したあたりで挫折。あれから30余年たった。最近、新書の類の本しか(それも時々)読んでいなかった。老眼になって、根気もなくなっていた。こんなとき亀山氏の番組を偶然見た。食い入るように見てしまった。もしかして読み通せるかもしれない予感がした。恐る恐る第一巻だけを買って読んだ。すらすらと読めるじゃないか。そして、第二巻、第三巻あっという間にお盆休みに読んでしまった。ラスコーリニコフだけではなく彼を取り巻く人物が生き生きと縦横無尽に動き回る。五十を過ぎてやっと内容に頭が着いて来たか、はたまた亀山氏の名訳のおかげか。罪と罰読破挫折人間よ。もう一度挑戦してみては如何か。こうなったら、カラ兄いくっきゃないでしょう。
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 決して古くならない名作の名訳, 2009/7/12
By 
ヒデボン (奈良県奈良市) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫) (文庫)
 やっと出た最終第3巻。第2巻の「読書ガイド」によれば、ラスコリーニコフが事件を起こしたのが7月9日で、この日はスヴィドリガイロフの妻マルファが謎の死を遂げた日でもある。亀山先生は「単なる偶然の一致か? ドストエフスキーの仕掛けた何らかのトリックか?」と問い掛ける。当初の発売予定日が延期され、長らく待たされたこの第3巻目の発売日が2009年の7月9日。これまた「単なる偶然の一致か? 亀山郁夫と光文社が仕掛けた何らかのトリックか?」と私は問い掛ける。どうでもいい事かもしれないが・・・・・。

もっとも、「訳者あとがき」で、亀山先生は「そのささやかな偶然が、なぜかわたしを慰めてくれる。」といっているが・・・・・。

 この「罪と罰」という小説、単なるラスコリーニコフの罪と罰を描いているだけではなく、そうだとしたら、もっと話は簡単に終わっているものの、ドストエフスキーは多くの主役級の脇役を登場させ、彼らの個性的な言動を根掘り葉掘り描いている。こちらのほうがコミカルでおかしい。マルメラードフの葬儀と法事に奔走する後妻のカテリーナと家主のリッペヴェフゼリのやりあい、謎の怪人スヴィドリガイロフ、自首を薦めるポルフィーリー・・・・・。これら脇役のおしゃべりを見事に訳し切ったのも亀山先生による古典新訳文庫の特長であろう。

 第6部の最終章、ラスコリーニコフが、警察に一度は自首する積りで出頭するものの、スヴィドリガイロフの自殺を耳にしたショックで、警察をいったんは出てしまう。しかし、そこには永遠の女性ソーニャが・・・・・。

そのとき、「彼女はぱんと両手を打ちあわせた。」

これで、みんな救われたのだ、ほっとしたのだ・・・・・。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 やっと読了, 2011/1/23
By 
これでいいのだ - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 罪と罰〈3〉 (光文社古典新訳文庫) (文庫)
 こんな読み方がいいのかどうか。昨年末から1カ月弱かけてようやく全3巻を読了。昔の記憶を脇に置き、初見の目でこの大作を読み通して掛け値なしの充実の読後感を得たが、1カ月もかけたため、読後感には散漫さが付きまとっている。第2巻のレビューに「一気読みはヘビー過ぎる」云々と書いたが、やっぱり「こま切れ読み」はよくなかった。

 第3巻はいわば「序破急」の「急」にあたり、怪人スヴィドリガイロフの「その後」というよく分からないエピソードなど、ラスコーリ二コフのみならず、多数の準主役・わき役が縦横無尽の饒舌とワイルドな行動を繰り返して、迫力十分。ストーリー展開はむかし読んだときのままだが(当たり前だが)、訳文が非常に分かりやすい一方、構成の緻密さの再確認、訳者の亀山先生の「読書ガイド」が教える「深読み」の面白さなど、再読の楽しさを十二分に味わった。
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