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繕い裁つ人(2) (KCデラックス)
 
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繕い裁つ人(2) (KCデラックス) [コミック]

池辺 葵
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

祖母の志を受け継いで、その人だけの服、一生添い遂げられる洋服を作り続ける。そんな南洋裁店の店主・市江と、彼女の服を愛してやまない百貨店企画部の藤井。微妙な距離感を保ちながら関わる二人と、服にまつわる人々の思いを描き出す、優しい優しい物語です。

上等な朱色の布地を服に仕立ててほしいと頼まれた、洋裁店店主の南市江。しかし持ち主が誰かわからない。着る人を知らずに仕立てたことのない市江は、なんとかイメージを捉えようとするが……。生涯寄り添える服作りに生きる女性と、服と、お客様の物語、第2巻。

著者について

池辺 葵
こだわりの洋裁店の二代目・南市江と、彼女が作る洋服を巡るお話『繕い裁つ人』を「Kiss PLUS」にて好評連載中。どこか懐かしくて、あたたかな作風が人気を呼んでいます。

登録情報

  • コミック: 192ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/10/13)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4063761282
  • ISBN-13: 978-4063761283
  • 発売日: 2011/10/13
  • 商品の寸法: 18.2 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
洋裁店の女店主、南市江(みなみ いちえ)が主人公の、服にまつわる物語。
静かに流れてゆく時間と、素朴な描線。それぞれに揺らいでは満たされてゆく、登場人物の気持ちの泉。
この本の中に「悪役」はいません。ちょっとクセがあったりするけれど、皆良い人たちです。
友達の彼氏に密かに想いを寄せる女子高生、母親に洋服を贈ろうとする「愚息」、「自分の作った服を着た女の子たちが通りにあふれる」光景を夢見る青年。
彼ら彼女らは、それぞれに市江にかかわって、それぞれに変化した想いを手に生きていきます。
たかが洋服、されど洋服。市江が扱っているのは、服ではなく、人生なのかもしれません。
終盤で、市江の服に惚れ込んだ「藤井」氏の心遣いに見せる、市江の何とも言えない表情にぐっときました。
一話ごとに、小石を投げ込まれた水面のような波紋が生まれ、やがて何事もなかったように消えていく。
語り口はあくまで穏やかに。雑穀クッキーのような素朴な味わいです。
華美なタッチも、過激な展開も必要のない大人向けのまんがです。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By りぃ トップ100レビュアー
2巻も、「服と人の戯れ」が静謐に描かれています。

5つの読みきりが収録されてあります。洋裁店を営む市江さん、その同業者、これから本格的に洋服作りの勉強を始める青年、さらに一流の服と向き合い着こなそうとする仕事のできる女性などが登場します。
一話につき必ず一つ、心にジワジワと入り込んでくる名言が含まれています。洋裁をしていなくても、その心得はいろんな道に通じるものがあります。例えば、38ページの二コマ目に、「仕立て」について肝に銘じるべき台詞がありますが、職場で報告書を仕上げるのにも手抜かりなく…と気持ちが引き締まりました。

2巻最終話に、「自分の作った服を着ている女の子が道にあふれるようになるのを夢見る青年」が登場します。市江さんと服作りに対する道が異なっていて面白いです。市江さんは、たった一人のための服を心をこめて作る人で、着る人のことも考えます。その青年は、服のことしか考えません。しかし彼にしか作れない服を、作っていけそうです。

ひそかに親孝行する息子の話も、感動しながら考えさせられます。市江さんの洋裁の腕を買っている藤井さんのシンプルな台詞、「何もかも伝えないといけないんでしょうか」が心に残りました。
この漫画自体、登場人物の心の動きを絵で読み取れるように描かれていて、必要なところで読者の心をとらえる台詞が飛び出してきます。それがすこぶる良い余韻を残します。
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