表紙には馬が「前へなら進んでやる」といい、豚が「また真珠をぶっつけやがる」とつぶやいている。
タイトルの「なに平気だ」はロバの言葉だ。そうかと思うと電球のそばに「私たちは宇宙空間を飼っている」。
もうこれだけで魅力的ではないか。そしてこれらの言葉の秘密は本を読んでのお楽しみなのである。
村田先生が下関の静かな大学で週に一度うけもつ「文章作法」の講座を、わたしたちも本を読んで受けることができる。
テキストはまさに「縦横無尽」。小学生の作文あり、考察文あり、石井桃子の名訳が光る童話あり。
それぞれの文章のうまさ、おもしろみを教えてくれる。
毎回、北九州から関門海峡を渡って小旅行をする先生の小さな旅日記も加わる。その文章が、実はそれぞれの
テーマに沿った見事な例文となっているのだ!読み終わるのが惜しい、いいものがたくさんつまった、いい本だ。