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縦に書け!―横書きが日本人を壊している
 
 

縦に書け!―横書きが日本人を壊している [単行本]

石川 九楊
5つ星のうち 2.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

日本語の根本原理を蔑(ないがし)ろにしたときこの国は崩(くず)れる!
なぜパソコン、ケータイはこどもたちに有害なのか。なぜ「人を殺すな」という言葉が、力を失ったのか。
気鋭の書家が日本語の核心を衝いて放つ緊急提言!
<「日本」とは、畢竟(ひっきょう)、「日本語」である>
近年の政治や経済の軽さ、またおぞましい事件や犯罪を見ていると、何かたいへんな事態が起きている、時代は大きく変わっているに違いないと実感されます。(略)この時期に、言葉と書字(しょじ)と時代の関わりについて考えてみました。文化的な意味での「人間」は「言葉」にほかならず、「日本」とは、畢竟、「日本語」を指すからです。
(筆者「はじめに」より)
<日本語の核心は<縦書き>にあり!>
古来、「天」から「地」へ向かう重力と格闘しつつ、縦に文字を書き、言葉を紡(つむ)ぐことによって日本人の精神は醸成されてきた。日本語を横書きにすることは、英語(アルファベット)を縦に綴(つづ)るのと同じ「愚」である。だが、その愚行が世を席捲したいま、日本人の精神は荒(すさ)み、崩(くず)れつつある。その最大の犠牲者は、言葉を習得途上の子どもたちである。パソコン、ケータイ=ネット社会に狙い撃ちにされる彼らは、日々見えない血を流している……。「改革」の名の下に暴走する現在の日本を、人間と言葉の根源から見据えた警世の書。気鋭の論客が放つ緊急提言!

内容(「BOOK」データベースより)

日本語の核心は“縦書き”にあり!古来、「天」から「地」へ向かう重力と格闘しつつ、縦に文字を書き、言葉を紡ぐことによって日本人の精神は醸成されてきた。日本語を横書きにすることは、英語(アルファベット)を縦に綴るのと同じ「愚」である。だが、その愚行が世を席捲したいま、日本人の精神は荒み、崩れつつある。その最大の犠牲者は、言葉を習得途上の子どもたちである。パソコン、ケータイ=ネット社会に狙い撃ちにされる彼らは、日々見えない血を流している…。「改革」の名の下に暴走する現在の日本を、人間と言葉の根源から見据えた警世の書。気鋭の論客が放つ緊急提言。

登録情報

  • 単行本: 215ページ
  • 出版社: 祥伝社 (2005/06)
  • ISBN-10: 4396440057
  • ISBN-13: 978-4396440053
  • 発売日: 2005/06
  • 商品の寸法: 17.4 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 231,550位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
かつて、私は石川氏の書道における作品を京都の画廊で観たことがある。その日、私は京都市文化博物館で「良寛展」を観賞し、その後、新門前で何か面白い物がないかあちこちを冷やかして歩いたとき、その個展に出くわしたのである。

一通り見た後、私は恐ろしく気分を害した。店主も察したのであろう。私のもっていた良寛の図録を見つけて、その店主とその展覧会についてばかり話し、石川氏の作品について最後まで私に意見を述べさせなかった。
石川氏の作品から私が感じたのは、芸術ではない。単に恐ろしく病的なまでに神経質な人間が書いた筆跡にすぎなかった。

そして、石川氏の日本語に対する評論を読んでいると、どうしてもそのときの印象が浮かんでくる。彼の評論というのは全く主観的なものである。単に横書きや携帯でのメール入力のさまが自分の審美眼に合わない、という私的感情にすぎない。問題なのは、それを私憤であると言わず、世の中における普遍的な良識にみせかけようとする、人によってはトンデモ呼ばわりする無茶苦茶な理屈付けである。

この本の表紙に「横書きが日本を壊している」との副題があるが、日本を壊しているのは日本語を横書きに書いている人などではない。本当に道を誤らせるのはこのようなトンデモ本でも人目を引くという理由で出版する倫理無き市場主義である。そして私と石川氏と見解が一致するのはその一点でしかない。
このレビューは参考になりましたか?
64 人中、51人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:単行本
著者の言う、「日本語は歴史的に見ても縦書きが正しい」という主張、「縦書きの方が美しい」という主張、「止め、払いなどを正しく学ぶために、書道は重要だ」などといったものに反対する理由はない。間違っているとは思えないし、多いに主張されれば良い。
ただし、その主張を強引に社会情勢の変化やら、社会的な事件に結び付けて、「最近の若者は…」という形にしてしまうことには全く同意できない。

色々と文句を言いたいところはあるのだが、その中で一つだけ。
著者は、最近の若者に吃音・赤面恐怖症が無いのは、社会との遠近感が崩れているため、と主張する。果たして、吃音・赤面恐怖症と社会との遠近感に関係があるのだろうか? そして、別のところでは、「最近の若者は、鉛筆や箸を正しく持てない」と嘆いている。
私は左利きなのだが、左利きを矯正することによって吃音などになる人が多く出ることは良く知られている。私自身、その矯正によって生じた吃音に苦しんだ経験がある。日本語というのは、右利き用にできており、そのための「正しい」持ち方によって、私は吃音になったのである。仮に右利きであっても、「正しい持ち方」に矯正されることで、吃音などになっている人もいたのではなかろうか?
もし、著者の言うように、日本人が皆、右手で「正しい」持ち方をするようになって、多くの人々が吃音などに苦しむようなる、ということが良いことなのだろうか?
著者は、大喜びしそうだが。

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65 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By けし
形式:単行本
日本語とその文字(漢字・ひらがな・カタカナ)が、縦書きを前提にしているから、縦書きのほうが自然だし、美しい、ということは全くその通り。
しかしながら、戦後からここ10~20年の世相はすべてひどくて、それがすべて日本語の横書きやワープロ・パソコン・ケータイが原因かのように述べられているのは、強引過ぎます。その趣旨は概ね正しいとしても、そこに挙げられている事例や論拠にこじつけが多すぎるのです。一つ一つの文章に論理的なつながりが感じられません。
日本人は無論理民族だと言う人もいますが、まったくこの本の著者はそのような日本古来の伝統をも踏襲しているようです。
最もひどいのは、佐世保の小学生殺害事件について述べた129ページの「あの少女たちがパソコン上でのチャットではなく、実際に手を使って書いた手紙の交換をしていたとしたら、あんな悲惨な結果にはならなかったことでしょう。」という箇所です。父親が読んだらどう思うか。ここに縦書きでは「自制と自省」が働くという説得力はもろくも崩れ去るのです。
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