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縞模様のパジャマの少年
 
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縞模様のパジャマの少年 [単行本]

ジョン ボイン , John Boyne , 千葉 茂樹
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

大都会ベルリンから引っ越してきた見知らぬ土地で、軍人の息子ブルーノは、遊び相手もなく退屈な毎日を送っていた。ある日、ブルーノは探検にでかけ、巨大なフェンス越しに、縞模様のパジャマを着た少年と出会う。ふたりの間には奇妙な友情が芽生えるが、やがて別れの日がやってきて…。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

ボイン,ジョン
1971年、アイルランドのダブリンに生まれる。トリニティ・カレッジで英文学を、イースト・アングリア大学で創作を学ぶ。小説として4作目にあたる『縞模様のパジャマの少年』は、アイルランドで長期間ベストセラーとなって話題をよび、カーネギー賞の候補にも選ばれた。30か国以上で翻訳出版され、映画化もされている

千葉 茂樹
1959年、北海道生まれ。国際基督教大学卒業後、児童書編集者を経て、現在は翻訳家として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 233ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2008/9/12)
  • ISBN-10: 4001156237
  • ISBN-13: 978-4001156232
  • 発売日: 2008/9/12
  • 商品の寸法: 19 x 12.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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33 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は、アイルランド出身で

短編小説を中心に活躍してきた著者による

ホロコーストを題材にした長編小説。

収容所を管理する将校の息子と

収容所に収容されたユダヤ人の少年―

彼らはフェンス越しに友情を育みますが

その先には、大きな悲劇が待ち受けています。

厳格ではあるが家族を深く愛し、

よき官僚であるがゆえに大虐殺を指揮する父

ことあるごとに主人公を馬鹿にする姉

父が軍人になったことを誇らしく思う祖父と快く思わない祖母

そして、ある秘密を持った父の部下

―など、それぞれ複雑な内面をもった登場人物たちはとても魅力的で

読後、本書では描かれない「その後」を想像してしまいました。

また、物語は純粋な少年の目から語られるので

複雑な事情や固有名詞、具体的な状況は示されませんが

その分、読者は「1940年6月」、「総統閣下」、「見解の相違」

などの語を手がかりに、登場人物たちを取り巻く環境を

より主体的に想像することになります。

個人的に印象深かったのが

本書を締めくくる

「これは遠い昔に起こったことで、その後、おなじようなことはけっして起こっていない。

この時代、いま現在では。」という一文。

もし、いつかこうした「時代」が来たら

それは本当に幸せなことだし、絶対に来てほしいと強く思いました。

歴史書などでは汲み取られない人々の内面と悲劇の重さを

作家の想像力が見事に照らし出す本作。

自分たちも、加害者にも被害者にもなりうる話として

ぜひ多くの方に読んでいただければと思います。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ringmoo トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
探検好きの9歳の少年ブルーノが主人公です。
場所はポーランドのとある収容所です。
父親が収容所長となり、住み慣れたベルリンを離れるところから話は始まります。
ブルーノは、幼すぎて「収容所」の意味も解らず、ポーランドと言う土地も知りません。
彼の知らない土地での寂しさを紛らわしてくれたのは、「収容所」の中にいるユダヤ人の少年シュムエルだけでした。

「縞模様のパジャマ」は、収容所の制服のことです。
タイトルの「縞模様のパジャマの少年」が、シュムエルを指すのか、ブルーノを指すのか、それとも二人共なのかは解りません。
でも、そこに込められているのは、フェンスを超えて結ばれた二人の少年の友情であり、「縞模様のパジャマ」はその象徴でしょう。
ブルーノが「縞模様のパジャマ」に着替え「収容所」に入って行くラスト間際のシーンは、素直で幼い少年の純清さが大人たちの醜い対立構造の中で押しつぶされてゆくようで、読んでいても胸が苦しくなってきます。

この物語の素晴らしさは、この少年の素直な純清さが書き込まれれば書き込まれるほど、ここには書かれていない大人の世界の醜さが強調されるところにあると思います。
フェンスに阻まれた少年二人の友情は、大人たちの思惑を超えて結びつきました。でも、それが結局悲劇に終わる時、大人たちの世界も崩れてゆくのです。
この言外の重みが、堪らなく素晴らしい作品です。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By PILOT
形式:単行本
ベルリンの豪邸に住むブルーノは、軍人の父親の仕事の都合でベルリンからは遠く離れた土地に引っ越すことになります。
そこのまわりには家が一軒もなく、さらにフェンスを隔てて気味の悪い世界が広がっていました。
退屈な日々を送っていたブルーノは、ある日探検にでかけます。
そして大きなフェンス越しに縞模様のパジャマを着た少年と出会い、二人には友情が芽生えますが別れの時がきて・・・・・。

読んでいくうちに、縞模様のパジャマを着た少年の事実が少しずつ明らかになっていきます。そして最後の数ページ、今まで読んだ本の中で一番驚きました。また、すべてを理解するのに時間がかかりました。
軍人の息子とフェンス越しに住んでいる少年の関係を知ったとき、本当に驚きました。
この作品はとても考えさせられるものでしたが、読んで絶対損はないと思います。
大人から子供、色んな世代の人に読んでもらいたいです。
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