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縛られた巨人―南方熊楠の生涯 (新潮文庫)
 
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縛られた巨人―南方熊楠の生涯 (新潮文庫) [文庫]

神坂 次郎
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

異常な記憶力、超人的行動力によって、南方熊楠は生存中からすでに伝説の人物だった。明治19年渡米、独学で粘菌類の採集研究を進める。中南米を放浪後、ロンドン大英博物館に勤務、革命家孫文とも親交を結ぶ。帰国後は熊野の自然のなかにあって終生在野の学者たることを貫く。おびただしい論文、随筆、書簡や日記を辿りつつ、その生涯に秘められた天才の素顔をあますところなく描く。

登録情報

  • 文庫: 502ページ
  • 出版社: 新潮社 (1991/12)
  • ISBN-10: 410120912X
  • ISBN-13: 978-4101209128
  • 発売日: 1991/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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By 哲学する河童 トップ500レビュアー
形式:文庫
和歌山出身のとてつもなくスケールのデカい在野の学者、南方熊楠の伝記。

明治時代というのに、若くしてアメリカに行ったり、サーカス団に入って中南米をまわったり、大英博物館で仕事をしたり、科学雑誌『ネイチャー』に論文が掲載されて絶賛されたり。
記憶力も尋常ではなく、最終的に18ヶ国語を話せたらしい。

また、つながりのある人物もすごい。
大英博物館館長、ロンドン大学総長、高野山管長、軍部の大将・中将クラス等。
また辛亥革命を起こした孫文とはロンドンで知り合ってから無二の親友となっている。

いくら挙げても足りないぐらいの熊楠の魅力を上手く表現してあって、間違って伝えられているものは間違っているとちゃんと書いてある良い伝記だと思う。
これを読む前に、水木しげるの熊楠についての漫画、『猫楠』を読んでおくと、すんなり入れるのではなかろうか。
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41 人中、38人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By metro
形式:文庫
生物学者として、民俗学者として桁外れの足跡を残した明治の巨人、南方熊楠。
幼少の頃から天才ぶりを発揮し、晩年に至るまでを、詳細な検証、インタビュー、調査を踏まえた上で辿っていく。

幼少より神童ぶりを発揮しながら、学校になじめない。世界的に名が知られるようになりながらも無位無冠。破天荒で天衣無縫な自由人でありながら、だからこそなかなか自由に生きられない。熊楠の生き方はどの瞬間を取ってみてもエキサイティングだ。

彼のような、エネルギーにあふれた濃厚な人生は、それを読むだけでも勇気がわいてくるほどに、パワーにあふれている。熊楠入門にも最適の一冊だ。

このレビューは参考になりましたか?
21 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
南方熊楠の生涯を彼の膨大な書簡など史料を交えながら紹介する。熊楠概論としては、よくまとまっており、読みやすい。熊楠の粘菌、民俗学、あるいは自然保護などにおける業績の解説は限られるが、それは本の性格上仕方がないだろう。一つ不満だったのは、引用文の原典(たとえば誰宛の手紙であるかなど)の記載がなかったこと。
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