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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
3.11以降更、一層、縄文聖地巡礼対談の重みが・・,
レビュー対象商品: 縄文聖地巡礼 (単行本)
2010年に出版された「縄文聖地巡礼 坂本龍一・中沢新一」の対談は、2004年から2006年にかけて、二人が9・11以降の「圧倒的な非対称」:貧富の格差拡大と富の偏在してしまった世界。貨幣と言う単一価値基準が世界と人心を席捲する現在の課題、グローバリズム、あるいは資本主義の意味を、3000年〜13000年前の縄文と呼ばれている時代の先人達の遺跡を巡りながら、自然と共生してきたその文化を感覚として体験し、日本の再発見と未来を探す二人の思索記録だ。
三内丸山遺跡・諏訪・敦賀・若狭・奈良・紀伊田辺・青森・・全国の縄文遺跡とともに青森県六ヶ所村・敦賀、美浜原発・・『原発には本来の意味でのサクリファイスがない、自然からエネルギーを強奪して消費するだけで、人間から贈与しないんだから。非対称なんですね』(坂本)『美浜原発のすぐそばの浜辺では、みんな楽しそうに海水浴してましたけど、あれを見て異様な風景だと思う半面、一神教の神様の前でみんなが幸せそうにお祭りしているのと同じ印象を受けたんです。核技術を生み出した近代科学と一神教のあり方とはよく似ています』(中沢)『一神教は矛盾、あるいは中間項を許さないから、それをつきつめれば核まで行ってしまう』(坂本)フクシマ原発事故の5年前にこの、対談で二人の語った原発・核技術への危惧。この国・世界の未来への想い・・・3・11を迎えてしまった今、この対談は、未だに「おちゃらけて生きている大人達」への痛烈な弔辞なのだろう。中沢氏の「アースダイバー」や「緑の資本論」「森のバロック」と併せ読むことをお勧めする。
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
面白かった。気軽に読める。,
By 仲賢介 "仲賢介" (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 縄文聖地巡礼 (単行本)
過去の中沢さんの本を読んでいるなら、目新しい内容は無い。ただ、対談形式で気張らず読めるし、縄文っぽい風景写真に癒される。海外もいいけど、日本国内にも素朴で素敵な場所がたくさんありますね。諏訪や鹿児島、青森の三内丸山遺跡に行きたくなった。
25 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
必読の書じゃないかな,
By
レビュー対象商品: 縄文聖地巡礼 (単行本)
「これから人間は、何をつくっていったらいいのか」
人間の創造の原理を知りたい。そうして、彼らは過去に未来にその射程を広げる。 国家という枠組みができる以前の、縄文のやわらかく、しなやかな思想や文化、芸術。 そこに現れる人間の心の源泉とは? 80年代を代表するふたり、中沢新一と坂本龍一が、21世紀に向かって放った書。 諏訪を、若狭・敦賀を、奈良・紀伊田辺を、山口・鹿児島を、青森を旅する。そして、東京へと繋がる。 何より本のつくりが素晴らしい。 やわらかい紙が使われていて、読んでいる最中、縄文に触れている感覚を覚えるのだ。 ブックデザインは菊地敦己。印刷と製本はグラフ。 超一流の職人たちによる仕事に圧倒される。 手許に置いておき、毎日なでたい一品だ。 中沢新一『アースダイバー』が2005年、本作が2010年。 では、2015年にまた縄文を旅する本が出るか? 楽しみだ。
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5つ星のうち 4.0
アースダイバー全国版!
5年前の「アースダイバー」を読んで以降、「願わくは「アースダイバー全国版」も是非書いてもらいたい... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 電気猫
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