非常に興味深い対談集。
縄文時代といえば、かつては、狩猟採集をして暮らしていた、というイメージしかなかったが、最近の様々な発見から一部農耕も始まっていたことがわかってきたし、集落によっては様々な製品をつくり、それを交易していたこともわかってきた。この交易の部分について、日本国内だけではなくて北東アジアまで範囲を広げて語っているのが本書。さらに祖先崇拝から「階層性はあったか?」というところまで話が及ぶ。
最後の方に興味深い情報を見つけた。縄文時代晩期の終わり、北海道にだけ鉄が入ってきていたと言う。見つかったのは苫小牧と釧路。見つかったのは鉄片で、何に使われたかは不明とのこと。北海道の場合は、縄文文化のあと独自の文化を発展させているので、ルート的にも色々と気になる情報だった。