- 【 講談社ストアはこちら 】 - 西尾維新最新作『恋物語』やAKB48の『指原莉乃1stフォトブック』など今人気のタイトルや特集は講談社ストアへ。
登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
紹介されている事実や学説は興味深いが、、、,
レビュー対象商品: 縄文の生活誌 日本の歴史01 (講談社学術文庫) (文庫)
多くの発掘結果が詰まっていて興味深いが見通しが悪く整理不足の印象を否めない。p.13にエンドスクレイパーという語が当然であるかのようにあって、p.35でやっと「毛皮をなめしたり、ものを削るために石刃の先端を加工した」物だと説明されることなどもその一例だろう。 好みの問題だが、著者の個人的な思い出や思い入れが、この本に魅力よりは雑多な印象を与えているように思う。 例えばp.161からの4頁。著者の釣ったマハゼがおかずの天ぷらになったとか、アナゴが民宿のおばさんの手でアナゴ丼になったとか、そういったことは「発掘した貝塚や出土品を理解するうえで貴重な情報」でもあるまい。また、当時の生活を彷彿とさせるために、発掘結果を踏まえてのフィクションである「物語」があちこちにある (字体を変えてあるのは良心的)。「カレイが焼けるのを待つ間、女たちは、アカメの父たちに矢継ぎ早に質問した。まるで、おしゃべりが目的で訪ねてきたかのようだ」といった具合だ。焼いたカレイの骨の出土があれば誰かがカレイを焼いたのは事実だろうが、それ以外は全くの想像。想像のロマンと楽しみは読者に残しておけば良いのではないか。
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
私達は誰?どこから来たの?4万年遡る物語,
By 光の木 (新潟県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 縄文の生活誌 日本の歴史01 (講談社学術文庫) (文庫)
日本人の心、現代の私達を形作っている大本は、いったい何だろう?いつ頃できて、その前はどこから来たの?日本の特殊性がクローズアップされる度に、疑問が膨らんできていました。古代日本についてのイメージは、30数年前、学校で習った時のものでした。本書で紹介される内容とは、随分と違っていました。当時に習った古代は、現代と断絶したものであり、釈然としませんでした。今、田舎育ちの自分の体験や心の内面と比較しながら読み進めると、本書で紹介される物語にはかなり納得できます。 日本文化を支える日本語の起源問題も、旧来の考古学による先入観に縛られていたのかもしれません。縄文文化のレベルを低く見過ぎていた為に、弥生時代の始まりとともに日本語が成立したと思い込んでしまった。(参考:大野晋著「日本語の源流を求めて」) それよりはるか昔、日本列島の言語は、方言を抱えたまま、充分に発達していたと推察できました。縄文文化は、最盛期、三内丸山遺跡のような広域の文化ネットワークが栄え、生産技術や統治技術の芽が出ていました。旧石器時代から縄文時代を通して、日本列島内の地域交流は、陸路・海路を使って盛んに行われ、海を隔てた大陸との交流も続いていた証拠が紹介されています。 縄文時代からの定住により、方言など地域文化の特殊性が発達する一方、気候変動による生態系の北上や南下に伴い、日本列島内で大規模な民族移動が起こり、文化や言語の混合もあったと推察されています。 1万年以上続いた縄文文化が、その後の3千年間、日本文化の土台になり、現代に至っているのが、納得できました。ただし、狩猟に比べて、漁撈の取上げ方が足りません。日本文化の基礎にある南方の要素に繋がるはずであり、ちょっと残念です。
5 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
良くも悪くも当時の日本考古学の到達点,
By
レビュー対象商品: 縄文の生活誌 日本の歴史01 (講談社学術文庫) (文庫)
東アジア世界の文脈で、いつこの日本列島に人類がやってきて、定住生活をはじめ、社会を形成するにいたったか。考古学の知見を駆使して可能な限りストーリーを提示している。そして本書を語る上で忘れられないのが、石器ねつ造事件である。考古学にとって痛恨の一大事であり、本書も出版直後に大幅な改訂を余儀なくされた。良くも悪くもこのことは考古学・日本学者の胸に刻み込まれないければならない。本書はこのことを語り継ぐ義務を持っている。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
|
|
|
|