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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
あえて今、モノとしての本について,
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レビュー対象商品: 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書) (新書)
本書は、約40年間新潮社にて書籍の編集に携わってきた著者(吉田健一や安倍公房の編集もしたんだとか)が、
編集について語った新書である。その名も『編集者の仕事』。 本書が焦点をあてるのは、あくまで「モノ」としての本である。本の読みやすさ決めるのは、字のサイズ(ポイントと 呼ぶ)やフォント、文字の印字されてない天や地と呼ばれる余白の幅の広さ。それらすべてが、読み手のほとんど 気に掛けない部分だが、「気に掛けないでいられる」ところに、編集者の苦心の末に生まれた、「いい仕事」が隠さ れているということなのかもしれない。編集とは、それらをコストと折り合いをつけながらやりくりする仕事なのである。 「編集の魂は細部に宿る」と評するところには、校正も含むそうした細かな作業の積み重ねによって生み出される三 次元の書籍への、著者の編集者としての矜持が感じられる。その一方で、これを2010年現在に世に出すということ には、直接には書かれてはいないものの、これから本がどんどんデータに置き換わってかもしれないことへの、ほの かな対抗意識が嗅ぎ取れる。 その一方で、多くの人が期待するような「エディター」としての編集者の仕事について触れている箇所は、あまりにも 少ない。あるプロのライターの人に聞いたことがあるが、本の内容の良し悪しは、ほとんど編集によるところが多いと いう。どのような構成でどのような書き方をすればいいか、編集者にはボクシングでいうところの名伯楽のような役割 が求められるそうなのだけれど、本書ではほとんど触れられていない。 そうした意味で、少々物足りなくはあるが、僕らが知っているようでほとんど知らない、「モノとしての本」を知るのには、 うってつけの一冊だろう。ちなみに、他にも編集者による編集者の仕事を語った著作がいくつもあるが、ここでは「いか にも」な浪花節に彩られた見城徹の『編集者の病』を上げておきたい。
6 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
テーマ発掘にもう少し言及してもらえれば,
By pellegrino (FRIZZANTE) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書) (新書)
ポイントと級数の話など、編集のお仕事のディティールがわかって面白い作品です。
新潮文庫の上が綺麗に整っていない理由もわかりました。 でも、もうちょっと編集の仕事の本質であるテーマ発掘について詳しく言及してもらいたかったと思います。
5つ星のうち 3.0
編集者の卓上本としてなら,
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レビュー対象商品: 編集者の仕事―本の魂は細部に宿る (新潮新書) (新書)
新潮社で40年にわたり、吉田健一、安部公房、丸谷才一各氏ら文学者たちの
書籍を手がけてきた超ベテラン編集者が「本とは何か」を外形的に事細かく説明し尽くした本です。 判型や文字組ひとつで本の印象は全く変わってしまうこと、 奥付が必ず左ページにあるのはそれが「出版社のページ」だからで、 それまでの「著者のページ」と区別するためだということ、 本文が載る紙は真っ白でなく、目に優しいように黄味がかっていることなど、 本に興味のある人であれば「へ〜」と感心する豆知識がたくさん。 でもちょっとマニアック過ぎて実務的過ぎて、途中で読み疲れてしまいました。 たとえば「表紙」についての項で「布表紙」や「革装」についての言及があります。 挿絵や写真がぜひ欲しいところなのに、文字の説明だけにとどまっています。 あと巻末に著者の作った「思い出の本」が数冊紹介されているのですが、 この数冊の書影すらないのはどうなんだろう?と思ってしまいました。 編集者の方が参考に読む卓上本としてであれば、重宝するのかなと思いました。
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