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最も参考になったカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
死に至るまでの無数の線、その痕跡に惹かれて,
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レビュー対象商品: 線の冒険 デザインの事件簿 (単行本)
網膜に突き刺さるショッキングピンクのカバー、さらにその中を飛び交う無数の光線。本を手に取った時点で、その内容の過激さが想像できる。同シリーズとみられる「眼の冒険」「はじまりの物語」などと若干のネタ・図像かぶりはみられるが、これらの中にも既に漂っていたある種の不吉さ、まがまがしさが、本書では鮮烈な形で現れているように思える。空襲、ナチス、ギロチン、ビスマルク号、朝鮮戦争、ペストなど扱うテーマの大部分は血と毒と死の臭いに満ちており、松田氏得意の冷徹な語り口とダイアグラムに一層血の気が引く。これをデザインの本と呼んでしまってもいいのだろうか?ただし例えば「眼の冒険」に載っていた「遊星からの物体X」、あの悲惨なダイアグラムにぞっとしつつも惹かれたという人がいれば非常にお勧めできる。もちろん他にはデュシャンの大ガラスなどお馴染みの(悲惨でない)テーマも沢山あるし、開く方向で図柄が変わる小口も健在。
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