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緑は危険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 57-1)
 
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緑は危険 (ハヤカワ・ミステリ文庫 57-1) [文庫]

クリスチアナ・ブランド , 中村 保男
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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登録情報

  • 文庫: 311ページ
  • 出版社: 早川書房 (1978/07)
  • ISBN-10: 4150730016
  • ISBN-13: 978-4150730017
  • 発売日: 1978/07
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
 第二次大戦下の英国、陸軍病院で起きた殺人事件を、コックリル警部が調査していく本格ミステリ。
 容疑者は六人と限られているんだけれど、犯人がなかなか特定できないところが、本作品の一番の面白さ。緑の手術衣を着て、顔の目の部分だけが見える緑のマスクをつけた犯人の姿が恐かったなあ。著者の別作品のあるシーンが脳裏にオーバーラップして、ぞおっとしました。
 空襲のサイレンが鳴り、爆弾が辺りに落ちる戦時下の雰囲気に、臨場感がありましたね。そういえばこれは、第二次大戦中の1944年刊行の作品。戦争の雰囲気を伝えるミステリとしては、ディクスン・カーの『爬虫類館の殺人』とともに印象に残ります。
 犯人が分かった後もまだ話が続くエンディングの情景には、静かに心にしみてくる余韻がありました。容疑者たちの間に生まれた連帯感、それがいい感じで描かれていたんですね。嵐が去った後の静けさとでもいう、不思議な味わいがよかった。
 今までに読んだブランドのミステリでは、本書と『ジェゼベルの死』、短篇「ジェミニー・クリケット事件」(米国版、英国版ともに)が気に入っています。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
戦争という時代背景で,負傷者を治療する病院関係者。

だれ一人として 殺人など行うはずがない人たち。
だれが犯人なの?

話は穏やかに流れ、第二の殺人が起きる。
そして ひとりひとりの過去が暴きだされる。

この人か・・あの人がやったのか?

傷つけたほうは忘れても 傷つけられたほうは 絶対忘れないものです。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この作品はブランドの作品の中でも、とりわけ完成度の高い傑作です。プロットは考え抜かれており、巧みです。特に、読み手を間違った真相に引き込むミスディレクションのテクニックは、この作者ならではの冴えをみせています。野戦病院を舞台にサスペンス豊かに繰り広げられる連続殺人事件は、間違いなくブランドの代表作の一つでしょう。
このレビューは参考になりましたか?
最近のカスタマーレビュー
いつでも危険。。
読みたくて読みたくて、
やっと時間がとれて、ブランド女史の作品を。
「緑はすすめ」の安全なイメージが、すっかり危険のシグナルへ。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: すみれ
巧緻なミスディレクションと底意地の悪い演出
第二次大戦下の陸戦病院で、手術を受けていた郵便配達人が不審死を遂げる。... 続きを読む
投稿日: 2010/3/12 投稿者: 槇
全てがここに収まる黄金の一冊
戦時下の陸軍病院の手術室で起こった不可解な殺人事件にコックリル警部が挑む!手から汗が... 続きを読む
投稿日: 2009/5/16 投稿者: Martha Argerich
終盤のたたみかけるドンデン返しの連続は圧巻
終盤のたたみかけるドンデン返しの連続は圧巻だが、
最初の50Pは退屈。
医療ミステリとして医療現場の書き方がリアルで良いのか?... 続きを読む
投稿日: 2009/1/11 投稿者: ゴルディアス
読後、満足できる作品です
とても面白かったです。
ひさしぶりにガツーンときた推理小説です。
ラストに驚いてまた読み返したら、なるほどーと感心しました。... 続きを読む
投稿日: 2008/6/1 投稿者: あやんきー
プロの技が堪能できる作品
第二次大戦中の病院を舞台にした作品です。第1章においては主要登場人物の紹介が行われ、まだ殺人が起こってもいないのに、その中に犯人がいることが高らかに宣言されます。... 続きを読む
投稿日: 2006/10/31 投稿者: minoru223
隠れたパズラーの名作
クリスティの後継のミステリの女王C.ブランドの代表作。C.ブランドというと派手なトリックの作品(「疑惑の霧」、「はなれわざ」、「ジェゼベルの死」等)が注目されがち... 続きを読む
投稿日: 2006/10/26 投稿者: 紫陽花
ブランドの最高傑作
巧緻でブラックでいつもいつもラストで見事な背負い投げをくらわされる彼女の作品の中でも本書は事件自体のスマートさ、にも関わらず錯綜する謎の妙、そしてラストにおとずれ... 続きを読む
投稿日: 2004/10/30 投稿者: ベック
完璧な構成と、悲しいドラマ性
意外な犯人も意外なトリックも、全ては、動機の状況の、納得性で肯定されるのだと思います。そういう意味で、この物語ほど、意外性とその意外な事件が起こった状況・動機が、... 続きを読む
投稿日: 2004/5/16
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