日本では、まったく存在感のない緑の党だが、ヨーロッパやアフリカを中心に、世界では実際の政治の世界に影響を持っていることがわかる。
また、緑の党といういと、環境政策が中心という印象があるが、それが間違いである、ということも紹介されている。
特に、第四章の「欲求」でなく「必要」を満たす経済、という章は、興味深かった。
自由主義経済や、消費中心社会に反対する、緑の党の基本的な考え方、提案している政策などが説明されている。
全体として、文字通り、ガイドブックとしては、十分な内容と言っていい。
最後に、解説として、鎌仲ひとみと中沢新一の対談が掲載されているが、はっきりいって、これは余計だ。
出版社側としては、中沢と言う有名人の名前を載せることで、売り上げへの貢献を期待したのだろうが、
二人の対談の内容は、この本の趣旨とは、ずれている気がした。