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総督と呼ばれた男(上) (集英社文庫)
 
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総督と呼ばれた男(上) (集英社文庫) [文庫]

佐々木 譲
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

マレーの鉱山から身をおこし、シンガポールの暗黒街で「総督」と呼ばれ恐れられた日本人がいた! 日中戦争から終戦まで、戦争の嵐に翻弄された男の流転をつづった大河冒険小説。

内容(「BOOK」データベースより)

大正の頃、木戸辰也は日本人娼婦を母にシンガポールの日本人街で育った。伯父の孝作にひきとられて、マレーの鉄鉱山で働き始めるが、労働争議に巻きこまれて孝作が殺される。辰也はただちに報復して、矯正院に送りこまれる。出所後シンガポールに戻り、辰也は暗黒街で頭覚を現していく。しかし、南国をも戦争の翳が覆い始めた。流転の人生を綴る波瀾の大河冒険小説。

登録情報

  • 文庫: 360ページ
  • 出版社: 集英社 (2000/8/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087472256
  • ISBN-13: 978-4087472257
  • 発売日: 2000/8/18
  • 商品の寸法: 15.6 x 11.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 249,740位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
 戦前、戦中のシンガポール、マレーシアの様子がよく分かる。日本軍の中国侵攻、真珠湾攻で揺れるシンガポールの日本人社会を描く。その激動の時代に、日本人社会のボスの座をめぐり繰り広げられる争い。いまは海外生活者の多くが日本企業の駐在員だが、かつては外国で一旗揚げようと渡航した土着派日本人がほとんどだった。母国に帰るに帰れない日本人にとって、いったい戦争は何だったのかを問う作品。
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形式:文庫|Amazonが確認した購入
佐々木 譲 の3部作、エトロフ発緊急電、ベルリン飛行指令、ストックホルムの密使 を5☆とすると、それらには及ばないかなと思う反面、3部作のダイナミックさが減少した分を地元に足が着いた物語として書かれています。また、3部作とは違うシンプルな目的指向ではない、実際的な主人公の行動、ある意味、もろ手で賛同できない行動力、人生に読み応えがあります。

「昭南島に蘭ありや」も共に楽しむことで、マレーシア、シンガポールでの日本の歴史的背景がじわりと理解できます。

両方を通して読み応えがあったなと満足しています。
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By
形式:文庫
第二次世界大戦前後のシンガポールを舞台にした一人のギャングスターの物語。
根っからの悪党ではなく、完璧なんかではない、むしろ欠点だらけの一青年が、自分の好きな人たちの為に一途に生きようとしたら、結果、悪党になってしまった、という物語だと感じました。

途中、単なる悪党だと思えて好きになれない部分もありました。

しかし、そこも含めて、”欠点だらけの男”として共感しました。

そして、何より、丁寧に丁寧に描ききった佐々木さんの筆力に感心しました。

最後の謎めいた終わり方も良いと思いました。
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