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総括せよ! さらば革命的世代 40年前、キャンパスで何があったか
 
 

総括せよ! さらば革命的世代 40年前、キャンパスで何があったか [単行本]

産経新聞取材班
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

40年余り前、わが国に「革命」を訴える世代がいた。当時それは特別な人間でも特別な考え方でもなかった。にもかかわらず、彼らは、あの時代を積極的に語ろうとはしない。語られるのは中途半端な武勇伝だけであり、「そういう時代だった」「みんなそうだった」と簡単に片付ける人もいる。そして、私たちの「隣人」としてごく普通の生活を送っている。彼らの思想はいつから変わったのか。また変わらなかったのか。あるいは、その存在はわが国にどのような功罪を与えたのか。そもそも当時、この国のキャンパスで何が起きたのか。彼らが社会から引退してしまう前に、「総括」する。
本書に登場する主な証言者たち
重信房子/秋田明大/塩見孝也/表三郎/三田誠広/佐々淳行/西部邁/宮崎学/鈴木邦男/鴻上尚史/立花隆/加藤登紀子/植垣康博/弘兼憲史/奥島孝康/浅羽通明/小浜逸郎/若松孝二……
表紙、解説 山本直樹

内容(「BOOK」データベースより)

全共闘―各地の大学で1968年ごろに生まれた学生組織で、全学共闘会議の略。全国の主要大学の大半にあたる約160校で結成された。新左翼政治党派(セクト)だけでなく、ノンセクト・ラジカルと呼ばれた党派に属さない学生たちも参加し、バリケードストライキなどで学内課題やベトナム反戦などの政治課題について訴えた。69年1月の東大・安田講堂攻防戦は全共闘運動の象徴的事件になった。本書は2008年5月からの09年6月まで、産経新聞大阪朝刊、インターネットのMSN産経ニュースに掲載された記事を大幅に加筆したものである。過去を振り返る上で最も重要な登場人物の年齢、肩書はあえて取材当時のままとした。

登録情報

  • 単行本: 239ページ
  • 出版社: 産経新聞出版 (2009/11/16)
  • ISBN-10: 4819110772
  • ISBN-13: 978-4819110778
  • 発売日: 2009/11/16
  • 商品の寸法: 19 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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38 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By にな
形式:単行本
 産経新聞大阪本社が1年以上かけて行った連載記事の書籍化。全共闘運動から40年がすぎ、あらためてその意義や成果が問われるなか、全共闘経験者たちではなく、若い世代の記者があらためて関係者たちに取材し、時代を検証しようとこころみたものである。全共闘運動の著述の多くは、全共闘関係者たちによる「回顧録」であるか、単純な全共闘批判の終始するかのどちらかであるが、この本はそのどちらでもない。キャッチフレーズは「総括せよ」と挑発的だが、内容は丹念で丁寧なインタビューによってつづられている良質なルポルタージュ作品となっている。挑発に乗ってしまって、おもわず本書を開いた団塊世代も、読み進めるうちに、のめり込んでしまったという人も多いはずだ。
 内容は、重信房子被告への獄中インタビューなど、これまで普通のマスコミでは踏み込めなかったところにも入りこむなど、スクープ的色彩も強い。また、全共闘との敵と味方の証言が同時にきちんと収録された初めての全共闘本といってよいかもしれない。 
一方、全共闘を直接しらない人たちにとっては時代の入門書としても適しているといえるだろう。全共闘や学生運動に興味を持った人はまず、本書をみてから類書をみることをお薦めする。巻末の参考文献は、全共闘にからむ基本書リストにもなっている。
 産経新聞大阪社会部は社会現象を深く掘り下げるルポ作品を次々と生み出している。死の問題に正面から切り込んだ「死の教科書」、生活保護制度の光と陰をクローズアップした「生活保護が危ない」(ともに扶桑社新書)、また、注目の大阪府知事の実像に迫るとともに、読者とともに橋下府政について語り合った「橋下徹研究」(産経新聞出版)など、新聞社ルポ作品のヒット作を連発しており、今後の作品も注目される。
このレビューは参考になりましたか?
40 人中、37人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「産経」というと、今の新聞記事の論調とかから、どうしても露骨にあの当時の学生運動を批判するような、そんな書籍を期待する人は期待するかもしれませんし、逆にそういう点があると思って先入観で嫌悪する人がいるかもしれません。
でも、正直、それはもったいないなあ…と思います。

この本は、簡単に言ってしまえば、あの当時どういう立場であれ何か動いていた人に対して、インタビューしたものをまとめたルポ本です。その中には当時の活動家だけでなく、右翼(鈴木邦男ですね)とか警察関係(佐々淳行ですね)とかもいます。
実はこれまで、あの当時のいろんな立場の人の本を集めたものというのはなくて、著者がいて、その著者の経験ないし感じ方しか書かれていないような本しか、このジャンルは出てなかったように思います。だから経験談としては面白いのですが、それ以上の価値はない本が主流だったように思います。
しかも最近の場合は、こういう人の情報を適当に集めて適当に貼り付けて、著者の思うがままに賛美したり中傷するような本も目立ってきていたように思います。
あの当時の学生運動が「歴史」という形になりつつある今、その経験者たちをインタビューして、いろんな立場の人から意見を聞くような本を作ったことは、あの時代を「歴史」として客観的に研究する上の資料を提供してくれたのかな、と思います。

この本は、重信房子に独占インタビュー取ったとかそういうことが結構話題になってるんですが、どちらかというと私はそういう知名度が上の人たちのルポよりも、あの当時「兵士」として現場の前線レベルで活動していた人たちの話の方が面白く感じました。
そういう話をなかなか聞く機会がなかったからかもしれませんが、やっぱり当時の立場で上の人と下の人では「総括」の考え方が違うように感じるんですよね。下のほうの人たちのほうが吹っ切れ方がすごいという印象を受けました。
ただ、これは上のほうの人たちが「総括」から逃げているわけじゃなくて、上の人たちも下の人たちもやはりちゃんと「総括」というものを真面目に考えているところはあると思います。ただ立場が違うからそうなっただけで、上だろうが下だろうがあの当時真面目に戦ってた人たちは、真面目に「総括」を考え、悩み苦しんでるんだと思うんです。
そういうことを知ることができた、という意味においても、この本は価値があるのかな、と思います。

この本自身は★5つ。これを作った産経新聞もまだまだ捨てたもんじゃないな、と思いました。

ただ、これは本そのものとはあまり関係のない話なのですが、あの当時現場で動いていた人たちが「総括」だのなんだの悩み苦しんでいる間に、それを遠巻きに見ていた人たちが、いつの間にか言論の世界とか市民運動の世界で、さも知ったかのように勇ましいことを言ってるような気がするんですよね…

…なんか違和感を感じるのは私だけでしょうか?
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ポチR トップ50レビュアー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
今まで、大学ごとの単独の活動についての本などは出ていたと思うが、この本では当時様々な場面で活動に携わった人々、バリケードの外からそれに対応していた機動隊や警察幹部、大学教授などの経験談も読めたのが良かった。

印象的だったのは、卒業後しばらくして、後輩から「あんたに誘われなければ今頃大きな商社に入ってまともな人生を送っていたはずだ。あんたのせいだ」と言われた人の話。その方は、「参加するのは自己責任だった全共闘運動。だから勝手な言いぐさだ」と思う反面、「負債を返していかなければ」と語っている。

第四章では、現在も続く学生運動の姿を追っている。最後には、「レッド」を連載中の漫画家、山本直樹氏のインタビュー掲載。
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投稿日: 2010/2/14 投稿者: pp-tang
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