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緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫)
 
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緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫) [文庫]

塩野 七生
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

16世紀前半、海の都ヴェネツィアはトルコ、スペイン、神聖ローマ帝国の3強大国に挾撃され国家存亡の危機に瀕していた。国難にあたる若きヴェネツィア貴族と謎のローマの遊女、貴婦人との秘めた愛を胸に野望を抱く元首の庶子…。権謀術数が渦巻く地中海世界を描いた、ルネサンス歴史絵巻第1部。

登録情報

  • 文庫: 354ページ
  • 出版社: 朝日新聞 (1993/06)
  • ISBN-10: 4022640081
  • ISBN-13: 978-4022640086
  • 発売日: 1993/06
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 フルカラーの歴史へ, 2004/9/12
レビュー対象商品: 緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫) (文庫)
「ローマ人の物語」の著者塩野七生による、ヴェネツィアとトルコを舞台にした創作歴史絵巻です。
この本の読みどころを簡単に挙げると
 1、史実に裏付けられた都市の描写
 2、現代のフツーの人なら一生かいま見る事の無い、国家による水面下の活動
 3、史実の中を泳ぐ架空の人物=マルコ・ダンドロと遊女オリンピア
といったところでしょうか。

1と2に関しては人気のある他の著作でも見られる、要するに「定評のある」部分なのですが、3についてはこの作品にしかない楽しさです。
モノクロームで実感の無い「歴史」がマルコとオリンピアによってフルカラーの「今」に塗り替えられ、歴史の門外漢である私たち読者を当時の地中海の国々の民にしてくれるのです。

この作品を読んだ後は、テレビの歴史クイズ番組等で見る地中海がそれまでの印象とはまるで違うものになる事は間違いないでしょう。
※しかもなんと三部作です。この楽しさがあと2回もあるのです!

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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 推理、イタリア、歴史、ロマン。一冊ですべてを満喫できる!, 2010/9/17
レビュー対象商品: 緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫) (文庫)
3部作どれもが傑作ですが、中でもこのヴェネツィア篇は最高傑作です。
興奮の合間も退屈することがありません。
現在のヴェネツィアを楽しむコツさえ隠されています。
ストーリーの流れのよさから、一気に読みきれる本でもあり、その内容の濃さは、何度読んでも楽しめる一冊。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 おもしろい, 2010/8/30
By 
hanaohanao (空襲で焼けちゃったあたり) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 緋色のヴェネツィア―聖(サン)マルコ殺人事件 (朝日文芸文庫) (文庫)
 塩野七生による、ウェネチア共和国と舞台にした小説です。この本を傍らに、旧ウェネチア共和国をトルコへ向けて旅しました。当地を取材したヴェニスあるいはベネチアの風景描写はさすがです。現地を旅行すると正確さがわかります。1千年続いたウェネチア共和国を理解するのは難しい。十人委員会など特殊な統治システム。巨万の富がなぜここに集まったのか。ティントレット、ティティアーノ等々のウェネチア派の巨匠達が登場し、トルコ、フランス、スペイン等々との駆け引きが物語をより複雑にしていきます。マルコを筆頭にした人間描写も素晴らしい。30代後半から40代の男女の駆け引きや思いが描かれています。エンターテイメントとしても秀逸です。三部作の第一作目ですが、本作が一番よく書けているように思います。
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