デジタル・リマスターが施された「続 荒野の用心棒」は、画質が格段に向上した。クローズ・アップの画面では、ジャンゴのしわや毛穴までもがはっきり確認できるほどだ。色彩も全体的に鮮明になったので、草色や土色の発色が豊かな荒野の風景を楽しめる。時々画面がちらついたり、盛大なノイズが入ったりもするが、これほど画質が鮮明なら、それもご愛嬌だと笑って許したいところである。
日本語吹き替えは、チャプター紙には「ごく僅かに吹替の存在しない部分があり、その部分のみ、英語音声と日本語字幕で再生される」と書いてあったが、確かにそのとおりであった。ただし、長さを正確に計測したわけではないが、その部分はせいぜい数分程度だ。鑑賞中に気になるほどではない。むしろ、小林清志さんや来宮良子さんらによる親しみ深い吹き替えが収録されたことが、個人的にはうれしかった。
クリント・イーストウッド主演の「荒野の用心棒」とは、実は無関係の本作品だが、娯楽度満点のマカロニ西部劇であることに違いはない。タランティーノ監督やジョン・ウー監督がお好きな方なら、観ながらニヤリとすることもあるだろう。理屈抜きの娯楽映画がお好きな男性の皆さんに、特にお奨めしたい作品である。