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続 氷点 (上) (角川文庫 (5072))
 
 

続 氷点 (上) (角川文庫 (5072)) [文庫]

三浦 綾子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

【あなたは殺人犯の娘なのよ】という母の声を遠くに聞きながら睡眠薬を飲んだ陽子…。愛憎交錯するなかで、悩み、成長してゆく陽子の姿を通して、罪のゆるしとは何かを世に問う感動の巨編!(原田洋一)

登録情報

  • 文庫: 348ページ
  • 出版社: 角川書店 (1982/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4041437059
  • ISBN-13: 978-4041437056
  • 発売日: 1982/03
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kusyana
この本の中で最も清純で、神に近い(神を信じていなくても)陽子が
母親に「あなたは殺人犯の娘だ」と嫉妬心からいわれ、薬を飲んで自殺を
はかります。これが前作「氷点」のラストでした。

奇跡的に助かった陽子は、北海道大学の学生となります。

一方、陽子が自分と血がつながっていないと知った兄の徹は、陽子の

ために陽子の真の父母探しにあたります。

これは、陽子のためでなく、兄でありながら妹を女として愛してしまった
ためでした。

相変わらず、正義のためと思いながら、性のために動かされる兄。

大学生になってもてる陽子を、嫉妬心からいろいろないじわるをする母。

人間の原罪が、行動となってどこまでもさらけだされます。

このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
許しとは。 2010/12/26
By RB トップ500レビュアー
前作のラストで自殺を図った主人公は、奇跡的に一命を取り留める。

大学生になった主人公は、殺人犯の娘ではなかったことを知るものの、
不倫の子であったことを知ってしまう。

「罪」に対する「許し」とは、どうあるべきなのか。
考えさせられる作品です。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
真実の愛 2006/6/11
殺人犯の娘と間違われ、養母に冷たく遇され、自殺にまで

追い込まれた陽子ですが、彼女は他の登場人物たちと比べると

それほど不幸ではないと思います。彼女の場合は生まれが

特別だったわけで、そのために苦痛を味わっても、それは

彼女自身のせいではなかったからです。生まれ持っての罪と

いうものにこの続編で彼女は苦しんでいますが、それは人間なら

誰しもが持っているものです。人に好かれる容姿や真っ直ぐな

心を持って生まれたことを、彼女は感謝すべきなのでは、と逆に

思ってしまうほどなのですが。それに若い頃の苦労は彼女の

その後の人生の糧にもなったのではないでしょうか。

啓造や夏枝、恵子などのほうに私はより深い同情を感じてしまいます。

それはおそらく、私自身も彼らのように過ちを犯したり、その

罪の深さに苦しんできたりしたからでしょう。真の「愛」を

持った人間になるために、つまづき、苦しみ、模索しながら

歩む道、そのものが人生なのだと思います。
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