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続 名画を見る眼 (岩波新書 青版 E-65)
 
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続 名画を見る眼 (岩波新書 青版 E-65) [新書]

高階 秀爾
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

西洋美術鑑賞の懇切な手引として好評の『名画を見る眼』の続篇。本書では、モネ以後の近代絵画の名作をとりあげて、その題材、表現方法、技術、歴史的・思想的背景などを解説する。印象派・後期印象派をはじめ、素朴派、立体派、表現主義などの諸潮流から抽象絵画まで、その精華を紹介しつつ、豊かな美術の世界へと読者を導く。

登録情報

  • 新書: 210ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1971/5/20)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 400414065X
  • ISBN-13: 978-4004140658
  • 発売日: 1971/5/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
「名画を見る眼」の続編で印象派以降の作品を取り上げている。本書の優れたところは前作でもそうだが一つ一つの作品に込められた意味、駆使されている技法、画家の生涯、時代背景、その作品が後に与えた影響までを丁寧に解説しているところだろう。用語で埋め尽くされて過度に専門的になるわけでもなく、かといって安直な通り一遍の解説に陥ることなく程良い突っ込み具合で絵画への興味を高めてくれる本書はまさしく名画を見る「眼」を育ててくれるものだと思う。印象派以降は絵に寓意を込めることはあまりされておらず、そういう意味では作品を「読み解く」ということをせずとも感覚的に見ただけで楽しめる。しかし、技法を知ることによりその画家が事象に含まれるものの「何を」一番描きたかったのかが分かってくる、そういったことを教えてくれたのが本書だった。セザンヌ、ゴッホ、モネ、ピカソ…それぞれ取った技法が違うのはやはり事象を見る眼が異なっていたからだということが非常に良く分かる。

より深く絵画を楽しむ入門書としてはもちろん、少し詳しい方でも充分読み応えがある。これを読めばもはや美術館で絵の前を素通りするようなことは無いでしょう。

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6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
磨かれる感性 2007/7/18
By La dolce Vita トップ50レビュアー
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その人持ち前の感性だけに頼って絵画鑑賞をする事には限界がある。画家はその作品の中に自分のメッセージを凝縮して描くからだ。それはその絵が描かれた時代背景、生活習慣、理論とテクニック、更にはその時の画家の心理状態など実に多方面に渡っている。一つの絵画を構成しているこうした複雑な要素を総て知り尽くすことは殆ど不可能に近いが、著者が挙げている例に従って夫々の作品のメッセージを読み取っていくと、あたかも鎖されていた扉が開いて、その向こうにもう一つの別の絵が見えてくるようだ。感性を磨くとはこういう事を言うのだろう。例えば抽象画を理解する一つのヒントとして、カンディンスキー自身の体験談が引用されている。つまり縦に観るべき絵を、それと知らずに横の状態で観た時に感じる事ができた純粋な色彩の妙が、そのトリックに気付いた途端に消滅してしまったという逸話で、それはある絵の中に先入観を持って何らかの既存する物質的な形を追い求めると、それよりも重要なものが見えなくなってしまうという興味深い事実だ。色彩の美しさを一つの絵画の中に開放するには、時として形は妨げになるようだ。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ピカソにはそう見えていた。モンドリアンにはそう見えていた。そういう気持ちにさせてくれる本です。抽象画の画家にはどのように見えていたのだろうか、それが少しわかるような気がする本です。
「名画を見る眼」とあわせて読むと良いと思います。
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