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著者は連合赤軍の指導部の中で、上から3番目の序列にいた、今は死刑囚の坂口弘氏。当事者でしか書けない細かい記述。事件の当事者にとって、あの事件のすべてを語り、世の中に事実を知らしめることこそ、事件の責任をとることだと思う。その意味で、著者は責任を果たしているのではないかと感じる。
記録を読んでいると、連合赤軍の人びとはけっして特殊な人たちではなく、ごくふつうの人たちだったのだ、と思った。その人たちがなぜ、あのような悲惨な事件を起こしてしまったのか。新左翼世界の人びとの分析からも、権力側の裁判の判決からもそれは分からない。
「光の雨」という連合赤軍事件を扱った映画を見たが、映画だけではやはり何があったのか、全然分からない。原作の小説を読んでもピンとこない。この本を読んで、初めて事実を知り、その奥にあるものを考えることができた。
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