昨年発売された「問題な日本語」の続編。
前巻同様、身近にある「違和感」や「不安定さ」を感じる言葉、若者中心に使用される不思議な言葉や、仲間内だけでしか通じないような妙な言葉などを、文法面や、語源、発音上の変化、時代の流れなど、様々な面から検証し、「何故そのような言葉が使われるのか」「そういった言葉の使い方は正しいのか」を判り易く解説してくれる本です。
この本に取り上げられているような「問題な日本語」を一度も使ったことが無いという方は、恐らく皆無でしょう。私自身、以前他のレビューに「嫌悪感を感じる」「今更感を感じる」と書いたことがあり、それが正しいのかどうか随分悩んでいたものですが、この本を読んで、胸のつかえが取れた気がしました。
誰でも一つや二つ、あるいはそれ以上身に覚えのある表現が取り上げられていますので、読んでいて実に参考になるし、「身につく」本であるといえると思います。
正直「活用形がどうの」とかいった文法面での解説はかなり難解というか、「そこまで考えて会話できねーよ」といった面倒くささもあるのですが、語源や「言葉のゆれ」の解説などは、「なるほど」と思える記述が多く、自分の日本語を見直す良い契機になりました。
多くの日本人に読んでいただきたい本です。