総務省出身の筆者は、大学教授をしながら、政治活動をしているようである。
実務家として、自治行政の中枢で培った知識・経験と、
大学という場での学生とのふれあい、研究、
そして政治という「にんげん」相手の活動、
それぞれの視点のバランスがとれた良書。
若手の農家、町会長、学生、河野太郎代議士、米国の危機管理官
など多種多様な出会いと体験が縦横の糸となって織り成しているのは、
3.11を経て広く知れ渡った「絆」という言葉の
まさに手に触れられる実態としてのあり方ではないだろうか。
全国各地の地域再生のヒントとして、危機への対応のエッセンスとして、
「絆」の大切さをはじめとした豊かな政策提言がつまっている。
筆者の縦横無尽の行動力、熱い情熱と、創造的な思索、
地域に根付いた暖かいまなざしという揺籃が
「政策」を育んでいることが感じられる。