最近本があまり売れていない、といいますか「本当に読んで欲しい本」があまり売れていない…そういう言葉を聞きます。10代や20代の「惑う人たち」には過去にいろいろな迷い方・脱出の仕方を学んだ文学者たちが多いんですよ。また文学者だけでなく、現在では表の看板をしょって日本の伝統の素晴らしさを説いている、そういう人が結構おります。
さて、美輪明宏さんが人生相談で出版する本は最近はとても貴重ですが、この度「家の光協会」から2冊目の本が出版されました。「家の光協会」というのは長い歴史を持っているJA(=旧農協)の組織から成り立っているのですね。
本著は個人的な悩み相談を美輪さんがきちんと回答していらっしゃる。それだけでも価値高い本ですが、「人生ノート」以降から美輪さんのファンになった方々でも「美輪さんなら、こう回答されるだろう」ととても理解出来る本になっておられます。
例えば「私の結婚、失敗でしょうか?」という質問。これに「女子学生じゃありまいし、いい加減に観念しなさい!」と。また「自分の体型が気になります」というダイエットしてもまた食べてしまう若い女性には「ムシが良すぎるわよ」と非常に厳しいお言葉を。…でもよく読んでみると「二兎を追うことはできない」という格言にもあるように、それは食べたいものを食べ続ければダイエット出来ないに決まっている。美輪さん自身も平気で3〜4日で2kg、3kg 下手したら太ってしまう事を実際に書いた上で「だから私は食にかかわらず、欲のままに生きていたら破滅します」ととても含蓄のある言葉を仰っています。
主としては女性の悩みへの答えですが、敏感な男性はこうした女性向けの美輪さん人生相談指南本を読んだ方がよほどためになる、と思っています。美輪さんは経験を踏まえて回答されるので、「でも…」というつつきようがないほどの完璧な答えを出して下さいますね。お薦めです。