本書は『旧暦と暮らす』シリーズの3作目となりますが、
ハッキリ言うと、ビギナーにはこの本から入ることをお勧めします。
1作目ではやや難解に感じられた旧暦のしくみが、
本書巻末にある〈旧暦のてびき〉のなかで
コンパクトに分かりやすく説明されているからです。
ビギナーさんは、まずこの巻末ページを先に読んでから、
まえがき→本文へと進むと良いと思います。
圧巻は、本文に登場する「旧暦と暮らす」人々の多様な姿で、
その充実度に魅きつけられ、一気に読んでしまいました。
北海道から沖縄まで、
農業・お産・惑星探索家・情報システム工学教授
蕎麦職人・幼児教育者・建築家・アパレルメーカー・民族文化研究者…
職業も年齢も国籍も異なる人々がいきいきと語る「旧暦暮らし」。
[そうかあ、こんな旧暦の取り入れかたもあるんだ]と、
スケールの大きさに圧倒されます。
とくに最終章〈アジアの心〉には、
モンスーンアジアに暮らす中国・韓国・日本の、
これからの時代に向けたおつきあいのヒントが散りばめられていると思います。