デビュー作の『弟の目の前で』が面白かったので、興味をもって読んだ。結果は期待以上。
なにしろ、いきなり出産シーンから始まるのだから。当然、孕ませモノだと予測がつく。
作品紹介には『高校三年の明日香は〜』とあるが、犯される(無理やり種付けされる)女性は、
メインヒロインの美緒夫人(28歳)一人といっていい。それでも物足りなさは感じなかった。
スーパーグラマーなのに奥手という美緒夫人に、口唇奉仕、浣腸、アナル破瓜と、
凌辱モノには定番の責めが次々と加えられるからだ。前作『弟の目の前で』と比較して、
濡れ場のボリュームも大幅にアップしていた。たぶん5割近く増えていたのでは。
違いといえば、喘ぎ声やオノマトペも増量されていた。ただし文体そのものは変わらない。
(官能小説では珍しい)一元視点を採用しているため、独特の緊張感が保たれていた。
1980年ごろに流行ったハードロマンのように。自ずと小説としての完成度もかなり高い。
よって評価は納得の★五つ。しかし雨乃作品はタイトルと内容とのギャップがすさまじいな。