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前作では推理小説を読みすぎるため現実の事件を解決できないと
シニカルに書かれた、シェリンガム氏が
今回は推理小説を読まなさすぎるために事件を解決できない
イギリス警察を皮肉るという
バークリー流皮肉が利いている作品
サイコスリラーもののはしりとも読めるが、むしろバークリーの狙いは、連続殺人の新しい扱い方にあったと思われる。5件の事件の配置・構成にはさまざまな工夫が見られ、バークリー…ファンとして満足させてもらった。
というわけで、そういう歴史事情を無視して、読んだ感想としては、連続殺人ものです。連続殺人なのにミッシング・リンクでもクローズド・サークルでもないのが今読むと逆に新鮮な気がします。
かといってハードボイルドではなく、素人探偵のシェリンガムが警部と微妙な協力関係を持ちながら捜査・推理をして行きます。
ラストの“罠”は、いくらなんでもあり得ないというか、酷すぎますが…。アンにそこまでやる必然性、説得力がないのだ。
シェリンガムの言動が面白いので、推理“小説”としては面白かったです。
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