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絶滅寸前季語辞典 (ちくま文庫)
 
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絶滅寸前季語辞典 (ちくま文庫) [文庫]

夏井 いつき
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「亀鳴く」春の夕暮れ、オス亀がメスを慕って鳴くという空想的季語。勿論亀は鳴かない。「毒消売」越後や越中から来る行商の薬売り。「夜這星」流星の別称。「竃猫」竃にもぐり、暖をとろうとする猫…季節感が大きくずれたり、風習が廃れたりして消えていくたくさんの季語。そんな「絶滅寸前」の季語たちの持つ豊饒な世界を紹介し、新しい命を吹き込む読み物辞典。

内容(「MARC」データベースより)

ちんぷんかんぷんな絶滅寸前季語の世界へご一緒に踏み迷ってみませんか? 高い教養も深い素養も広い知識もなにもなくても、読めば笑って楽しめる絶滅寸前季語辞典。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 403ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2010/8/9)
  • ISBN-10: 4480427457
  • ISBN-13: 978-4480427458
  • 発売日: 2010/8/9
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 もはや日常生活の中では感じられなく、また見られなくなった風俗・習慣等から来る季語が満載されています。
著者がこちらの文庫本か続編たる続・絶滅寸前季語辞典だったかにお書きになっていたと思いますが、
消えつつある言葉だからこそ、その消滅寸前の言葉で一つでも多くの句を作り、
言葉の散り際、一花でも多く句として咲かせてあげるべきではというその考えは面白いと思いました。
どうせ消えゆく言葉なら一思いにバッサリと断つ、というのは言葉、および
その言葉を使っていた先人に対する無礼に他ならないでしょう。
我々は季語を使ってやっているのではなく、先人がその生活と共に積み上げてきた財産として
歳時記中の季語たちを使わせてもらっているのですから。
 しかし本書からはそんな死語の追悼会場のような抹香臭さは全く感じられず、正に紹介文の通り、
「教養も素養も広い知識もなにもなくても、読めば笑って楽しめる絶滅寸前季語辞典。
 役に立ちそうで実は相変わらず役に立たない」という雑学本の形で軽やかに仕上げられています。
日々そばに置いて暇のたびにパラパラと眺めるのに最適です。
 俳句作りは、想像力による飛躍でどこまでも補うことができます。本書か続編かの「落穂拾い」の章では著者が、
「もう目の前にない季語だからこそ、未来の俳人達がそこに想像力を大きく食い込ませ、
 素晴らしい句を作ることを期待する。現実を超えた現実感を表現できるのが俳句」と
いう内容のことも仰っていたように記憶します(脚色があるかもしれませんが)。
現実感というものはその題材が今現実に存在しているかどうかよりも、
俳句を作る人ひとりひとりが(題材が目の前にあろうとなかろうと)想像力と感性によって
その形を与え、俳句という形で結実・表現した時に始めて立ち現れるものなのかもしれない、
と本書を読み思いました。
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By 辰己 トップ100レビュアー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
季節感がずれたり、蚊帳(かや)、蚊取線香(かとりせんこう)のように、
あまり見かけなくなったものはともかく、

砂糖水(夏)
綾取り(冬)
脚気(夏)

が季語だとは知らなかった。

「え!」と思うような季語から、「なるほどな」と思うようなものまで、
例句と一緒の著者のエッセイがほほえましい。

俳句をやってない人も、一読! 面白い! これはお勧めです。
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