聴覚障がい者でアル中の父親と、半身と左手が不自由で、新興宗教にはまった母親と言う家庭環境で育ち、貧困によるいじめ・不登校・リストカット・自殺未遂・うつ病・ひきこもり・家庭内暴力・薬物中毒・精神障がい……
まるで、この世の理不尽と不条理の掃き溜めのように、不幸と哀しみのすべてを引きうけた46歳、ニート、障がい者自身が綴った生きざまの記録本です。
正直、読んでいて、とても息苦しくなります。
決して楽しい本ではありません。どうしてだろうか?
それは、この白井勝美の歩んだ人生はレアなケースではなく、いつ誰にでも起こりえることだからです。
これを所詮、コミュニケーション能力の低い、社会からはじき出されたハグレ者の戯言と、他人事のように言い切れる人はかなりのノー天気です。
でも、苦しい現実から逃げず、絶望の中にあっても必死に叫び続け、求め続け、動き続け、生き続ける筆者。
そして、自らの存在自体が、希望そのものに変わっていく。
白井を世に送り出したNPOコトバノアトリエが目指す…すべての若者が、家庭の経済力に関係なく、就きたい仕事に就くための教育を受けられる社会の実現…
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