絶対に映像化不可能!!!といわれた『葉桜の季節に君を想うということ』
で知られる著者によるひさびさの長編小説。
同級生から執拗ないじめを受ける男子学生。
彼は、自ら作り出したオイネギプト神に
自分をいじめる同級生を殺してくれるよう願い続けていると、やがて―
というサスペンス色の強い作品です。
執拗ないじめもさることながら
いじめと周囲からの無関心に耐えかね、
絶望の末、他者へ殺意を抱く主人公の内面に
鬼気迫るものを感じつつも
なんだこんなものか―
と思っていたら、待っていました!!とばかりに後半の急展開。
これぞ歌野マジック!!!
頭がクラクラしたまま目にするする
最後の一行は途方もなく怖く、あとを引きます。
一体誰がオイネギプト神なのか
そして本当の悪意・狂気は誰のものなのか?
社会が対抗できない悪意の姿は、まさに現代人必読☆
ミステリーやサスペンスが好きな方はもちろん
著者の作品を読んだことがない方に、強くおススメの作品です☆