大震災に打ちひしがれ、復興の道を模索する日本人へ綴られた愛と勇気のメッセージです。
幼いころに両親を失い、ようやくつかんだ小さな幸せをも最愛の妻の死によってまた失い、
何度も絶望の淵を覗き込んできたやなせさん。
心優しいアンパンマンも、あの名曲『手のひらを太陽に』も、
孤独と絶望の果てに生まれてきたことを初めて知り、涙が頬を伝いました。
「どんなにつらくても、生きていれば必ずなんとかなる」
アンパンマンが世に出るまで60年以上も己が人生と格闘し、
92歳のいまも第一線で活躍するやなせさんだからこその深く重い言葉です。
「何歳になっても、人生は捨てたものではない」
絶望の隣は希望であることを、やなせさんが身をもって教えてくれる一冊です。