本書は、第二部対談で梅原氏が鎌倉仏教について述べる説(p.224〜225)が面白い。
法然が平安仏教の下に『観無量寿経』を重視し、親鸞は逆転の発想で『大無量寿経』を中心に据えた。親鸞の『教行信証』には証明が無い。親鸞は『大無量寿経』と一言で片付ける。
日蓮はなぜ『法華経』が釈尊の教えかということを文証する。法然もなぜ『浄土三部経』を採るかということを多くの証拠書類で証明する。
そこで、若い頃に相談者の過去・現在・未来を透視して助言するために、参照として用いた占断の九星象意によって仏教指導者の性格を再確認することにした。なぜなら、悟りを開いても顔かたちの基本要素が変わらないように、心の特徴の基本も変わらないからである。
法然(1133年5月20日生まれ)は三碧木星、親鸞(1173年5月21日生まれ)は八白土星、道元(1200年1月26日生まれ)は九紫火星、日蓮(1222年4月6日生まれ)は四緑木星である。さらに、ブッダ釈尊(中村説はBC.463生まれ、南伝伝承ではBC.565生まれ)は二説とも七赤金星である。
さて、三碧木星の人は若くして才能を発揮する初年運。何事にも器用で明るい性格。他人が為すことを一見すれば、すぐにマスターする。創造性に富む。ただ、見て習得出来ない他人は馬鹿に見える。四緑木星の人も初年運。理論家で外向的。ただし相手を論破するための理論構築に全力を注ぐ。自分の説明が理解できない他人は馬鹿に見える。九紫火星の人も初年運で、名誉を重んじる。人前では決して怒りを顔に出さないが心に蓄積する。本質を見抜く力が鋭いので、先見の明を持ち、時代の先を行く。八白土星は中年までは苦労する。その苦労に耐えて様々なことを身につけたならば、還暦に近づく頃にカリスマ的な才能を発揮する。七赤金星は40歳以上以降から才能が開花し始める中年運。明るい性格で人に好かれる。何事にも興味を持ち、努力して習得したものを惜しまず教える。