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絶望から出発しよう (That’s Japan)
 
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絶望から出発しよう (That’s Japan) [単行本]

宮台 真司
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

いったいこの国はどうなっているのか?旧いシステムはそこから生み出される問題を解決できないし、超えることもない。気鋭の社会学者・宮台は、市民エリートの育成を呼びかけ、ロビー活動を始めた。「アホ」な官僚や政治家任せをやめ、自分たちでチェックしないと、座して地獄に墜ちるしかないと危惧するからだ。敗戦・占領下の日本人の「虚脱」には飢餓にも負けない夢があった。一方、いまの日本は、あらゆる領域において戦後以上に絶望が深いと氏は断言する。では、どういうシステムを構想すべきなのか?ヒントは戦中・戦後の歴史にある。まずは忘却のかなたに置かれた「アジア主義の顛末」から始めてみよう。

内容(「MARC」データベースより)

いまの日本では、市民エリートを育成して自分たちで政治をチェックしない限り、座して地獄に堕ちるしかない! では、どういうシステムを構想すべきか? 忘却のかなたに置かれた「アジア主義の顛末」にヒントを探る。

登録情報

  • 単行本: 167ページ
  • 出版社: ウェイツ (2003/02)
  • ISBN-10: 4901391305
  • ISBN-13: 978-4901391306
  • 発売日: 2003/02
  • 商品の寸法: 20.8 x 13 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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北極星 2003/9/14
形式:単行本
インタビュー形式になった宮台氏のメッセージ集。これまでの言説をより精錬した内容だが、一層強い危機感がにじむ。

宮台氏はまずポストモダニズム批判を通して、現代という時代の位置付けを行う。それによると、現代は「後期近代」であり、近代を支えた夢が急速にシステムと両立できなくなってきている時代である。

そのため様々な問題が噴出するわけだが、宮台氏はここで「表現」と「表出」の違いを説明する。実際の法制論議を題材に、くさいものに蓋をし、あるいは自己の感情を吐露し、やれやれと安心を得る「表出」的思考(例えば近代が「伝統」を「発見」するというマンハイムの議論も知らず、たかだか昭和30年代の思い出を「伝統」としてすがる無教養な「伝統」主義)を批判し、徹底した戦略的思耡?に立って可能な社会・実効的な政策のあり方を探る「表現」的思考を示す。そして、日本にはそういう思考をもったエリートが市民にも官僚にも政治家にもいないと指摘する。

蔓延する「表出」的思考。宮台氏の立場からは、「伝統」主義もポストモダニズムも、現実を直視できないロマン主義者を慰撫するだけの救済の神学に過ぎない。絶望の足らない連中はロマンにすがり、問題を温存する。現代社会(後期近代)を直視することは、我々を支えていた近代のロマンを崩壊させるが、その痛みに耐え、古い夢をすて(すなわち絶望し)、古い夢の再生(反動)ではなく、これから可能な価値観・システムを探ること(=近代を徹底すること)こそが、とりうる道である、と、宮台氏は説く。

宮台氏の読者にとって本書に目新しさはないが、北極星のように動かず、一貫した論理を展開していることは信頼性の証明であり、我々に確かな道を示す。思考整理の為にもおすすめ、特にアジア主義の論考は近代を徹底する立場の人間にも応用問題になる。

初めての人には少し難解なので、『これが答えだ!』(朝日文庫)を読んでからのほうがいい

このレビューは参考になりましたか?
34 人中、25人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hidiasu
形式:単行本
サブカルから権力論へと大きく方向を変えた(最近またサブカルへと戻ってもいますが)宮台氏の、中心的な話題を整理するのに丁度よい本。

宮台氏を「サブカルテレクラ援交野郎」だと未だに思っている方がいるなら、少しだけでも読まれるのがよろしいかと思います。

初めて読むのにも適しているように思えますし、ちょこちょこ宮台氏をチェックしている方には、見たことがある話題ばかりかも知れませんが、宮台氏の関心をまとまって理解できるという点では有意義だと思います。

ただし、読後感はかなり悪いです。まさしく「絶望から出発しよう」です。

おそらく宮台氏が抱えているであろう絶望感を一手に負わされる感じがします。問題があるとすれば、「それはお前の絶望で、オレには関係ないぞ」といった反論の可能性ですが、現在の社会に少なからぬ閉塞感なり絶望を感じている方なら、宮台氏に共感できましょう。

このレビューは参考になりましたか?
26 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「絶望から出発しよう」という優しげな呼びかけとは裏腹に、日本に蔓延する「ヌルイ失望」への激しい苛立ちが全編を覆っている。情報管理行政、間接金融=護送船団方式、親米愛国、アジア主義...次々と繰り出される国家論ネタは面白くもあるが、突っ走り過ぎ、詰め込みすぎという感もある。だが、しかし、パウロの布教戦略を引き合いに出し、「思想者は実践せよ」と説く宮台自身の決意表明(多分)に号泣!
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最近のカスタマーレビュー
座学中心で社会観を養った典型的なカンチガイ君の劣悪な愚痴集。
宮台氏自慢のフィールドワークなど、いまどき大学生でもやってるし、
そのレベルをまったく超えていない。徹底はしているが方向性が歪みすぎだ。... 続きを読む
投稿日: 2004/10/22 投稿者: K
ノーオルターナティブ
「ブルセラ援交テレクラの宮台」と言うパブリックイメージを早く払拭して欲しい!... 続きを読む
投稿日: 2004/1/16 投稿者: b_i_l_l
右翼なのか?政治なのか?
宮台真司さんというと、僕が学生の頃朝日新聞のブルセラ論争を皮切りに彗星のように登場したサブカルチャーを舞台にした社会学者という印象が強くて、政治とか法律とかちょっ... 続きを読む
投稿日: 2003/12/23 投稿者: ペトロニウス
初めて読む方に
すでに多くのレビューがありますから内容云々ではなく簡潔に書きます。... 続きを読む
投稿日: 2003/12/10 投稿者: l051381
暗い気分になる
何故これほどまでに我々の現実社会を客観的というか、斜に構えて見ることができるのだろうか。... 続きを読む
投稿日: 2003/11/4 投稿者: ア ス ノ タ メ ニ
絶望と幻想
何よりも考えたことは、「絶望から出発」出来るかということ。しかし
「幻想から出発」出来ない人々にとっては、それが出来るかどうかは、... 続きを読む
投稿日: 2003/9/9 投稿者: ヨーゼフ・K
まず、始めに読むのに
この本はインタビュー形式で、内容は(特に最近)宮台氏がいろんな所で言っている事を一冊にまとめた、と言った印象を受けました。... 続きを読む
投稿日: 2003/3/6 投稿者: やしがに
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