[ ※2012.1.27投稿予定のDISCASレビューを転載または一部編集した ]
このシリーズは前シリーズと殆ど同じメンバーを揃えてるにも関わらず全く別ものと言える。未解決ファイルの事件捜査から一転してこれから起こりそうな事件を未然に取り締まるのだ。
前シリーズでは上戸彩演ずる新米刑事が、不器用ながら地道に事件の足取りを追い、当時の関係者の証言を集めなおすことで、一見ばらばらな事実が巧妙に繋がり、当時の関係者たちの(心の)動きを目前で見るように浮かび上がらせる。彼女の誠実な行動により終には暖かい解明または解決に至ったり、現在の事件との関係をみつけたりする点がおもしろかった。
新シリーズでは、これから起こりうる凶悪事件を未然に防ぐ為に行動するが、関係者を欺くなどまるでスパイのようにチームへの忠誠ばかりが描かれ、前シリーズのキモとなる部分がすっぽりと抜け落ちている。刻々と情勢変化に合わせて潜入捜査チームを動かすので緊張感はあるが、毎回そればかり続くとおもしろくないし、事件自体が納得できない理由によるものばかりでゲームぽ過ぎて現実感を減殺している。ヒロインの悩みも前向きなもの(端的に言えば真実に中々辿り着けないことで悩む)から後ろ向きなもの(事件を未然に防ぐ為に人を騙すことで悩む)に変わっている。
※レーティングは、A+,A,A->B+,B,B->C+,C,C- の9段階。
TV関連は、映画のAランクに匹敵するものは無さそうなので、基本的にB+〜C−までの6段階評価とするが、Aランク相当と判断すればA評価を躊躇(ちゅうちょ)しない。