週刊少年サンデーにて好評連載中の、エスパー能力を基軸にしたギャグ&バトルストーリー、第4巻です。
前巻で登場した「史上最悪のエスパー犯罪者・兵部京介」の思惑の一端が垣間見えるストーリーがメインとなっています。
彼と皆本光一の確執こそが、この物語開始当初から明示されている"あの伏線"に絡んでくる主因となるのは間違いなく、作品のメインテーマとも言える訳ですが、その"到達点"へ向けての第一歩的な内容の巻ですね。
エスパーとノーマルとの共存を目指す皆本光一らの勢力と、それに反発するエスパーたち、そして彼らの中心に位置する兵部京介、そこにチルドレン・明石薫等の思惑が絡んでくるという非常に良く練られたプロットで物語が展開しており、読み応えは充分です。
多種多様なオリジナルのエスパー能力も楽しめるし、勿論ギャグ及び読者サービスも豊富。巻末の書き下ろし(5ページ)なんてサービス精神ありすぎ…と思わせるほどのシロモノです。
その上キャラクターの性格付けが非常に巧みなのも大きな特徴です。「子供の頃…大人になりたくて仕方がなかった。でも、今はあの頃に戻りたい。変だね。」なんてセリフがあのキャラの口から出てくる点など非常に秀逸。娯楽大作として極めてレベルの高い作品となっています。
今のレベルで連載が続けば、「GS美神の作者・椎名高志」から「絶対可憐チルドレンの作者・椎名高志」と呼ばれるようになるのも時間の問題かと思われます。長期連載になる前の"今が旬"な作品ですよ。