こんなにオールドファン向きの内容でいいんだろうか? と思いつつも、OVA出るくらいだから今の読者層にも受け入れられてるんだろう、良かった良かった、なチルドレン21巻。
今回パンドラ年少部が薫たちの中学に転校してきます。エスパーとノーマルは相容れないを対外的に標榜している兵部少佐の狙いやいかに?
少し予想妄想すると、このお話は筒井康隆の七瀬シリーズと同じく、古典と言ってもいいエスパー迫害・エスパー差別が底流のテーマとなっております。そして、エスパーとノーマルの共存となるか、全面戦争となるかは、超能力者たちの将来の女王たる薫にかかっているわけで。
兵部が視野に入れていることは、おそらく2つ。
一つ。純粋培養のエスパー組である澪たちを普通の中学に通わせることで、ノーマルとの共存を探る。兵部は立場としてはすでに過去の人です。未来を担う子供たちに、未来の共存か戦争かの選択を委ねる。
もう一つは、薫たちとパンドラエスパー組とに友情を芽生えさせ、いずれ訪れるかもしれないエスパーVSノーマル戦争の時に、薫たちがパンドラの子供たちを守るようにさせること。この道ですと、薫たちはエスパーの女王の道を歩むことになりますが(実際、以前の描写で成長した薫が澪を助ける未来のシーンがありました)、いずれにしてもエスパーの子供たちの庇護にはなる未来です。
共存か戦争か、兵部は神のサイコロならぬ未来の子供たちに委ねたのでしょう。まぁ妄想ほとんどですが!
世代的に古いオタクになる椎名先生の「今のオタクネタ」はかなり寒いですけど、読んでいくと段々背中が痛痒い気分というか気持ちよくなっていくから不思議! そんなとこもお勧め!!