いよいよ、ファントム・ドーターが大胆に動き出してきました。当面の目的も、その奇々怪々的な人格についての詳細な事情も遂に判明。挙句の果てには、皆本に……までしてしまう始末。さて、この敵"達"はチルドレン達にとってのジョーカーなのか、それとも思いもかけない切り札なのか……?
今回、これまでギャグを交えたりしながら薄めて描かれていた「エスパー達への忌避感」が、かなり直接的に描かれていた気がします。敵にしろB.A.B.E.Lにしろ、大き過ぎる力(=ザ・チルドレン)は望まぬ干渉と理不尽な排除とその両方を引き寄せてしまうようです。皆本や友達達という防波堤があるから今は何とかなっているものの、そのフォローすら出来ぬような事態が起こった時が災厄をもたらす女王、女神、女帝の誕生する時なのかもしれません……。
兵部が過去B.A.B.E.Lに捕まった時の意外過ぎる事実にはしかし大笑い、SUPPLEMENTは相変わらず大いに笑わせてくれます。それにしても兵部、こんな昔から薫に目をつけてたのね−−そりゃ、ロリコンとか言われもしますよ!他にも萌え系、フィギュア系の話とかも多かったかな……。それと葵、が、がんばれ!
薫の以前にはなかった精神的成長、あるいは学習意欲が光っていた感のある20巻−−いや、乙女的反応が一番光ってましたけどね!来るべき未来が決まっていてたまるものか、そんな気概が満ちていた内容だったように思います。次巻もまた、待ち遠しいです。