というわけで13巻。
意外にシリアスなストーリーも多い。
「蠅の王」の皆本は滅茶苦茶カッコよく、そりゃ作者もその・・・あれだ。彼にいたずらしちゃいたくなっちゃうでしょう。
普段の彼があんな主張をスマートにやろうものなら嫌味だ。とうとう今回は皆本が皆を信じていれば未来は変えられる。
と、エスパーも自分の仲間であることを自然に受け入れていることをはっきりと兵部に主張する。
つまり、エスパーのために!一辺倒な兵部に対してのカウンターでもあるのだ。もう兵部が皆本のカウンターなだけではない。
「もののけ姫によろしく」は久しぶりにザ・ハウンドが活躍するエピソード。
遂に現場運用主任が決定。やはり皆本が兼任するよりドラマの幅が広がるし、
既に読者視点ではパーフェクトな皆本よりも危うさのある新人主任である小鹿圭子のほうがハウンドには合っている。
(出番が少ないが、実際ハウンドの能力は応用力が高くかなり強力です。一度チルドレンを実質的敗退に追い込んだのもうなずける)
薫が新しいメンバーと上手くいかないハウンドと自分を重ねているのは次のエピソードにも繋がっています。
・・・少々意外なのが、あの桐壺がはっきりと小鹿に「クビ」を宣告していることである。チルドレンには甘甘なくせにシビアな一面もあるんだなと。
「そのエスパー、凶暴につき」は皆本がチルドレンと初めて出会ったエピソード。
皆本のチルドレンへの態度は1年前から何も変わっていないことを見ると、ああ皆本はやはり皆本だなあと安心する。
そしてチルドレンもキャラクターが固まっているのでかなり厚みのある描写がされている。
徹底しているのはチルドレンの心を示すかのように服装が黒いイメージが多いこと。
子供を叱るのに、過剰なペナルティはいらない。
間違ってる時は当たり前に叱ればいい、ナチュラルに実行できている皆本は凄い大人だ。キャリーの影響もあるんだろうけど・・・。