本書では、公務員改革に尽力しながら自民党を離党した渡辺氏の、
改革の中身と離党の理由が語られ、最後に自身の政策で締めくくられている。
著者からのビデオメッセージがあるので、そちらを参考にしていただきたい。
公務員改革の詳しい中身については高橋洋一氏の「さらば財務省!」などを
読まれるといいと思う。この人が渡辺氏のブレーンであったからこそ、
画期的な法律が成立し得た。
しかし麻生政権では、それが骨抜きになってしまう。
だからこそ渡辺氏は自民党を離党したわけだが、
根本の問題は、内閣も国会も官僚の実質的支配下にあるということだ。
その根は深く、本当の改革のためには、
江口克彦氏の「地域主権型道州制」まで視野に入れなくてはならないだろう。
公務員制度改革基本法はその序章に過ぎなかった。
多くの国民が「何が問題なのか」を知るためにも、本書は入門書となるだろう。