1.「自分のビジョンを作り個の確立を図る人材を多く輩出し、社会を革新する原動力になる」という著者の主張は理解できるし共感も覚えるが、昨今の経済情勢下で、どうやって食いぶち(収入)を確保するかが大変な、マズローの5段階欲求の中以下のレベルで苦労している人間から見るとやや理想主義的に見え、著者が現在の道に進むきっかけになった「前に勤務していた会社で理不尽な目に遭った」も、所詮三菱商事というかなり恵まれた環境下での話しではないかと言いたくなる。
2.しかし、できればなるべく若い内に何がしかのビジョン・志を持つと持たないではその後の人生がかなり違うものになるであろうことは、このようなことをあまり考えず生きてきて中高年になった自分にとっては、幾ばくかの後悔も含めて良く理解できる。
3.とりあえず自分の高校生の子供には、子供に分かる言葉で、子供が将来の生き方をどう考えているかについて会話してみたいと思う。
4.上記との関連で、著者はこの本の対象を若手ビジネスピープルに考えているだろうが、中学生・高校生向けのコンテンツをアレンジして教育関係者にPRするのも良いのではなかろうか。
5.またこの本については、実際に津崎氏からライブでビジョン・メーキングの講習を受けた人の感想等もあればもっとリアルに理解できると思う。