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絶叫城殺人事件 (新潮文庫)
 
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絶叫城殺人事件 (新潮文庫) [文庫]

有栖川 有栖
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。残酷な無差別殺人事件の陰には、カルトなホラー・ゲームに登場するヴァーチャルな怪物が―。暗鬱の「絶叫城」に展開する表題作ほか、「黒鳥亭」「壷中庵」「月宮殿」「雪華楼」「紅雨荘」と、底知れぬ恐怖を孕んで闇に聳える六つの迷宮の謎に、火村とアリスのコンビが挑む。

内容(「MARC」データベースより)

奇妙な影を落とす黒鳥亭、壷中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘、絶叫城の6つの館。独特なアウラをまとう建物で、殺人が続く。そして、無差別的連続殺人事件が起きた…。事件の鍵はどの部屋に? 火村とアリスが謎の迷宮に挑む。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 417ページ
  • 出版社: 新潮社 (2004/01)
  • ISBN-10: 4101204330
  • ISBN-13: 978-4101204338
  • 発売日: 2004/01
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:単行本
「宿もの」の前作『暗い宿』よりも、(装丁からして)よりダークな雰囲気。元はバラバラに発表された作品群だが、一冊になって配置の妙もある。ちなみに冒頭の「黒鳥亭」では、何故か子供あしらいが異常にうまい火村の、とても繊細で優しい一面が見られる。

火村の強靭さともろさの両面性は、推理の面白さと共に読者をひきつける魅力である。「絶叫城」ではかつてないタイプの犯罪者に対峙する中で、自らを削ることによって砥ぎ澄まされていく刃のような美しさがある。時に非情、時にストイック、そして途轍もなく優しい彼の軌跡は、是非これまでの作品で読んでほしい。

この『絶叫城殺人事件』以降、親友アリスと火村教授の位置づけがよりはっきりしてくる。

同じ途方もない”淵”を覗くようになっても、どこか少年同士のような初々しさを残しつつ、それでいて口には出さずとも大人の友情を確立している・・・暗い雰囲気が増しても、このコンビには、いつもどこか救われる。この『絶叫城殺人事件』は、シリーズの素晴らしい里程標といえるだろう。この後の作品『マレー鉄道の殺人』では、初めて外国での殺人に挑む。熱帯の空気も手伝ってか、明るさはあってホッとするし、お互いのボケツッコミもますます快調。ただこの作品ではアリスはついに火村にズバリ問うている。
「・・・お前は何と戦っとるんや?」

また、『「ABC」殺人事件』における、アリスの火村に対する「心の平安の対極ばかりを見つめている」という表現も言いえて妙だ。そして実のところ、作家という仕事に生かしもしないのに実際の犯罪捜査にアリスもついて回っている理由は、この強さと脆さをもった友人を見守りたい、という気持ちからであると正直に吐露している。いささか先走ってしまったが、「絶叫城」以降より魅力あるものになったこのコンビの先がますます楽しみなのである。早く新作の長編が読みたいものだ。

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23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By pfs7 殿堂入りレビュアー
形式:文庫
元はバラバラに発表された作品群だが、一冊になって配置の妙もある。ちなみに冒頭の「黒鳥亭」では、何故か子供あしらいが異常にうまい火村の、とても繊細で優しい一面が見られる。

火村の強靭さともろさの両面性は、推理の面白さと共に読者をひきつける魅力である。「絶叫城」ではかつてないタイプの犯罪者に対峙する中で、自らを削ることによって砥ぎ澄まされていく刃のような美しさがある。時に非情、時にストイック、そして途轍もなく優しい彼の軌跡は、是非これまでの作品で読んでほしい。

この『絶叫城殺人事件』以降、親友アリスと火村教授の位置づけがよりはっきりしてくる。

同じ途方もない”淵”を覗くようになっても、どこか少年同士のような初々しさを残しつつ、それでいて口には出さずとも大人の友情を確立している・・・暗い雰囲気が増しても、このコンビには、いつもどこか救われる。この『絶叫城殺人事件』は、シリーズの素晴らしい里程標といえるだろう。この後の作品『マレー鉄道の殺人』では、初めて外国での殺人に挑む。熱帯の空気も手伝ってか、明るさはあってホッとするし、お互いのボケツッコミもますます快調。ただこの作品ではアリスはついに火村にズバリ問うている。
「・・・お前は何と戦っとるんや?」

また、『「ABC」殺人事件』における、アリスの火村に対する「心の平安の対極ばかりを見つめている」という表現も言いえて妙だ。そして実のところ、作家という仕事に生かしもしないのに実際の犯罪捜査にアリスもついて回っている理由は、この強さと脆さをもった友人を見守りたい、という気持ちからであると正直に吐露している。いささか先走ってしまったが、「絶叫城」以降より魅力あるものになったこのコンビの先がますます楽しみなのである。

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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 ネット上の「作家の読書道」というサイトで、三浦しをんさんが「有栖川さんのミステリのなかでも面白かった一冊」と本書を挙げていらしたのに興味を引かれ、読んでみました。

 犯罪社会学者の火村英生(ひむら ひでお)、推理小説作家の有栖川有栖(ありすがわ ありす)。ホームズとワトスンを思わせるふたりがコンビを組んで、殺人事件の謎に挑む話が六つ。「黒鳥亭殺人事件」「壺中庵殺人事件」「月宮殿殺人事件」「雪華楼殺人事件」「紅雨荘殺人事件」「絶叫城殺人事件」が収録された作品集です。
 このなかでは、「黒鳥亭殺人事件」と「絶叫城殺人事件」の二作品が断然魅力的。他の作品と比べて、傑出した出来映えでした。

 「黒鳥亭」「絶叫城」とも、×××が事件の重要なファクターとなっています。それが本筋の事件とどう結びつくのか。迷った末に伏せ字にしましたが、この×××と事件との絡ませ具合が巧いですね。
 また、読後に響く余韻ということでも味わいのある、印象に残る両作品でした。

 火村とアリスの良きパートナーぶりが伺えるという点では、表題作の「絶叫城」が一番でしょう。文庫では、312~313頁にかけての記述。火村を気遣うアリスの独白に、ぐっときました。

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最近のカスタマーレビュー
粒ぞろい
ミステリーとしてトリックの内容もさることながら、人間ドラマも面白い。... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: スイスロール
うーん・・・。
初めて有栖川センセの小説を読んだんですが。
ビックリする程、つまらなかった・・・。
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投稿日: 20か月前 投稿者: 白雪
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◆「黒鳥亭殺人事件」

  火村とアリスは、彼らの旧友の天農が
  娘の真樹と住んでいる黒鳥亭を訪れる。... 続きを読む
投稿日: 2008/12/24 投稿者: 槇
おもしろい
有栖川先生の作品は滅多にはずれがなく面白いですがこの作品は特におすすめです。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/14 投稿者: ふわわ
インパクト大。
『絶叫城殺人事件』――このタイトルがすごいと思う。

やたらと目を引くわ好奇心を掻き立てられるわ。つい手に取ってしまう。... 続きを読む
投稿日: 2005/12/11 投稿者: のっこ☆
謎解きミステリではなく
時々思うんだが、ミステリ作家が短編を書くときというのは、「トリックを思いついたが、これじゃ長編にならんなあ...」というケースが結構あるんじゃないだろうか。続きを読む
投稿日: 2005/6/11 投稿者: MIRO
謎解きミステリではなく
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アンチ「なぞなぞ」
「伝統的ミステリーのエッセンスを現代に落とし込むとこういう形になる」という、しかも最高水準の作品集です。アイデア一発の「文章版なぞなぞ」とは対極にあります。真相を... 続きを読む
投稿日: 2004/11/9 投稿者: 一陽来復
理屈抜きに楽しめる
 おなじみ、アリスと火村センセのコンビものです。いつもながら、落ちついて読める”ボケとツッコミ”。いやいや、事件そのものも、十分面白いですよ。... 続きを読む
投稿日: 2004/5/10 投稿者: bluestar
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