ストーリーは他の方が書かれている通りです。私も読んだ後「マイフェアレディ」の出来損ないみたい、と思いました。(表現が酷くてすみません)
前半は、賭けの対象になった、所謂「醜いアヒルの子」が酷い目にあってます。スピード感もあり、読みやすかったのですが、半ばあたりから一気に失速した感じです。
全然関係ない金持ちの第三者(具体的には、通っている金持ち高校のお金持ち美術教師)が登場し、「アヒルの子」を磨き上げ「白鳥」にしていきます。でも、彼は善意からそうした訳ではなく、主人公を「自分の作品」と見立てて、色々手を貸しただけでした。美術教師の登場は必要だったのかな?と言うのが素直な感想です。
読み終わっても、疑問ばかりが残る作品でした。主人公の2人が惹かれあった心の機微も分からないし、繰り返しに成りますが、美術教師を登場させた意図もよく分かりません。
個人的には、主人公が自力で自分磨きをして、自分を賭けの対象にしていた男を見返してやった方が面白かったような気がします。